創造神の誕生〜vividな外伝〜
□Memory16 リョウ対2人の主人公〜1対1〜
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「バサラ」
〔了解〕
ヴィヴィオさんのお父様も剣を消し、代わりにどうやって出たのか知りませんが剣が現れました。この人も?
「アナタも投影魔術を?」
「…構えろ」
トウヤ君が聞こうとするが、ヴィヴィオさんのお父様は無視して構えるよう促す。気付いたトウヤ君は構える。ああ…疼きます!
体を動かしたくなります!
ヴィヴィオSIDE
アインハルトさんが体を動かしたそうに疼いてるのがわかります。わたしも同じ気持ちだから。だけど今はこの試合に集中しないと。
リョウパパの剣とトウヤ君の剣がぶつかる。トウヤ君は両手で握って剣を振るっているのに対してリョウパパは片手で振るっている。
「セイッ!!」
「…甘い」
トウヤ君は強烈な振り下ろしをするがリョウパパはそれを軽く流す。そのままリョウパパは鋭い一撃を繰り出した。
トウヤ君は受け止めようとしたけど剣が耐えきれなかったのか真っ二つに折られた。トウヤ君は折れた剣を捨てる。
「投影開始(トレースオン)!」
そう言うとトウヤ君の手にまた剣が現れた。なんてレアスキルなんだろう?リョウパパは何も言わずに何も持ってない手から武器を現すのに。
トウヤ君はまた剣との鍔競り合いを始める。トウヤ君は何度もぶつかるけどリョウパパは全て捌ききる。
「これだけか?」
「クッ!仕方ない…こうなったら奥の手だ!ブレイブ!!」
〔OKよ!IS(インフィニットストラトス)起動!!〕
なに?急にトウヤ君の身体が光だした。光が消える。え…ええぇぇ〜〜!!なにアレ!?トウヤ君の身体中に機械が装着されてる!なにアレ?トウヤ君のレアスキル?
「…IS(インフィニットストラトス)か。そのデバイスに埋め込まれているようだな」
(知っているのですか!?でも、ただのIS(インフィニットストラトス)じゃないですよ!」
リョウパパ、あのレアスキルを知っているの?トウヤ君は赤い装甲をした機械に装着した。頭に角がついたりなんだか重装備的な感じだね。
「アルトアイゼン?スパロボの機体にもなれるのか」
「知っているのですか?
「まあ、OGはやってたしZや携帯機もやったしNEOも持ってる。ほとんど知ってるつもりだ」
なんかリョウパパとトウヤ君、親しそうに話してるな。わたし達には全然わからないや。あ、再開した。トウヤ君は左腕にある3連のマシンガンを撃ちまくる。
リョウパパはバックステップで躱す。そこからトウヤ君はリョウパパに突撃するの。
「これで…どうだ!」
「…」
トウヤ君は頭の角で攻撃する。リョウパパ!
3人称SIDE
トウヤのISアルトアイゼンのヒートホーンがリョウに当たる寸前で剣で止められる。
「今度はこれだ!!」
「バンカーか」
リョウは宙に浮かされそこからさらにバンカーで攻撃してきた。リョウはプロテクションでガードするが、連続のバンカー攻撃にプロテクションにヒビが入る。
「これでトドメだあああ!!!」
撃ち終えたバンカーの次は両肩にあるクレイモア。浮いてるリョウにクレイモアを全弾発射する。クレイモアが当たり爆発する。
リョウは煙に包み込まれた。
「……や、やったか」
「…………それは敗北フラグだ」
煙の中からリョウの声が聞こえ、トウヤは揺るまった警戒を強める。煙が一気に晴れ無傷のリョウの姿が現す。
「そ、そんな…間違いなくダメージを受けたはずなのに」
「確かにあの防壁のままだったらやばかったな。ならさらに強力な防壁を張るまでのことだ」
リョウはクレイモアが直撃する寸前にプロテクションの強度を上げたのだ。そのおかげで無傷ですんだのだ。
「そろそろ終わりにするぞ」
そう言った瞬間、リョウは一瞬でトウヤの懐に入る。カートリッジをロードするとバサラの刀身が輝く。
「ライジングザンバー!!」
横に何回転もして魔力がこもった剣で何度も斬りつける。トウヤは防御もできず全発くらい吹き飛ばされる。ISは解除され倒れる。
「…勝負ありだな」
「……はい」
「申し分ない強さなんだが力が足りない上に能力を完全に使いこなしてない」
そう、実はトウヤは魔法はかなり使いこなせてはいるがFateの投影魔術やISはまだ完全に使いこなせてはいない。
「まあ、それは俺が直々に教えてやる。ISはさすがにわからないが、まあ似たようなものが俺にはあるからな」
「えっと…それってつまり」
「お前も俺が教えてやると言う事だ」