リリカルCAPCOMStrikerS

□第三章 出会いその参 〜紅と青と白と桜と赤〜
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「本当です。そんな町知りません。アナタ達はもしかしたら…」

「おいなのは!そんなのんびり話してる場合か!来るぞ!」

「うむ!そこの御仁、よろしければ某と共にこいつらを倒すのを手伝ってくれぬか?」

「おいてめえ!勝手に決めるな!」

「ネロ!今はこの人達の言う事を聞いたほうがいいわ」

「キリエ…ち!しゃあねえ!確かにこいつらをぶっこわすのが先だな!おい嬢ちゃん達2人、キリエを頼む!」

「おい!貴様ら、何勝手に決めてやがる!いい加減に…」

ヴィータが何か言おうとするが、その前にキリエがなのはとヴィータの所に移動する。

「ネロ、気をつけて」

「ああ!」

キリエはネロに一言いい、なのはとヴィータの所に移動した。幸村は槍を構え、ネロは大剣レッドクイーンを構えて戦闘準備を完了する。

「そんじゃあ、一暴れさしてもらうぜ!」

「こいカラクリ共!某が相手でござる!」

そう言い、幸村とネロはガジェットに向かって駆ける。なのはとヴィータは納得しないが、キリエを守るように構える。

「火走!!」

幸村は一気に駆け、横薙する。ガジェット数体はあっさり切り裂かれ爆発する。ガジェットは幸村に標準を合わせる。
だが、それより早く幸村は動く。

「千両花火!!はっ!せい!うおりゃああぁぁ!!!」

槍の刃の部分から火が迸りそのままガジェットを突き、斬りを連続で振るう。食らったガジェットは火に飲まれ爆発する。

「うおおおぉぉぉ!!!大・烈・火ぁぁ!!!!」

残りのガジェット数体に目に見えないほどの連続突きを食らわす。ガジェットは穴が空きまくり、もはや原型をとどめとらず破片となり崩れる。

「うおらああぁぁ!!!」

ネロは大剣レッドクイーンでガジェットを切り裂いていく。横薙に斬ろうとすると、ガジェットが重なり斬れなくなる。
それを好きありと思ったのか、ガジェットが詰め寄ろうとする。

「あめえ!!」

ネロは柄をバイクのグリップのように捻り回す。すると、推進剤が火を吹き凄まじい轟音が鳴り剣が赤くなる。

「NuuAaaaa!!!!」

雄叫びをあげ、ネロは剣を振るう。重なったガジェットは宙を舞い、連鎖で爆発する。そのままネロは剣を振るい迫ってきたガジェットを数体切り裂き、破壊する。
ネロが持つ大剣レッドクイーンには推進剤が付いており、斬撃の威力を増幅させている。これはネロがかつて所属さていた組織の標準装備されていた武器で、ネロはそれを改造して推進剤を限界まで高めた。
推進剤から火を吹き、剣の刃が赤くなるという現象が起こるほどである。その為レッドクイーンはネロ以外には扱えなくなった。
しかも、ネロは左手だけで軽々と振るっているのである。それは、ネロの握力と筋力がずば抜けてなければできない事である。

「なんだよ…何なんだよあいつらは!!?」

「ヴィ、ヴィータちゃん。お、落ち着いて!」

「落ち着けるか!アイツらは一体何なんだ!なんだあのデタラメな強さは!魔力すら無いのになんだよ!あの強さは!あの紅い鉢巻を巻いた奴、なんで槍の刃から炎がでてんだよ!ふざけるなよ!」

「ヴィ、ヴィータちゃん、落ち着いてってば!」

「それに青いコートをきた奴も!何なんだよあの大剣は!なんで推進剤が付いてんだよ!しかもなんで推進剤から火が吹いてんだよ!なんで右腕に包帯が巻かれてをだよ!こいつもデタラメすぎるぞ!」

「ヴィータちゃん、いい加減にうるさいの。少し静かにするの」(怒)

「あ、はい。ごめんなさい」(ガクガクブルブル)

ヴィータは幸村とネロのあまりにも凄まじさに驚愕した。その為、声が大きくなりうるさい。そのせいでなのはに怒られた。
なのはもあまりのデタラメっぷりに驚愕に呆然していた。しかし、ヴィータのおかげで少し落ち着いた。

「ネロ」

キリエはもちろんネロを心配し見守る。2、3分後、ガジェットは全滅した。2人は武器を収め、なのはとヴィータとキリエの所に行く。

「無事でござるか?」

「大丈夫か?キリエ」

「私は大丈夫よ。彼女達に守ってもらっから」

「あ〜、サンキューな。アンタらには感謝してるぜ。んでだ、さっそくで悪いがここは何処だ?フォルトゥナじゃないんなら、ここは一体(ガシャン)…なんの真似だ?ガキ」

「てめえら、いったい何者だ!あんなにあっさりガシャンを全滅しやがって!てめえらはいったい何なんだ!答えろ!何が目的だ!あたし達に近付いた理由は!」
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