リリカルCAPCOMStrikerS―弐―

□第三十八章 地獄の番犬はやっぱり炎がお似合いだ
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数はそれほど多くはないか部屋が意外と狭いのでそのまま戦うのは得策ではない。

トーレ「囲まれたな。どうする?」

ネロ「こう狭くちゃ戦えねえ!この部屋から出るぞ!」

シグナム「決まりだな。ならば、足止めが必要になるな」

リイン「それならお任せです!シグナム!」

シグナム「わかった!」

シグナム リイン「「ユニゾンイン!」」

ネロ達は部屋から出る事を決意する。シグナムとリインがユニゾンをする。

アギト「あ!てめっ!ずりぃぞ!」

リイン「へっへ〜ん!」

シグナム「いくぞリイン!」

リイン「はいですぅ!」

シグナムはカートリッジを一個使用する。

シグナム リイン「「飛竜一閃!!」」

シグナムはシュランゲフォルムの必殺技で一気に周りの敵数体を一撃で撃破する。リインのおかげでかなりの向上でだ。
ネロ達はそのまま扉のほうに走り廊下に出る。ガジェットを先頭にし最後尾をネロがブルーローズで後方の敵を撃ちながら走る。
半分まで走った時、何かが飛来してきてガジェットを切り裂いた。

トーレ「なんだ!?」

?????「チッ!やったのはガラクタだけかよ!」

??????「運がよろしいのでしょう。むしろそうでなくてはつまらないです」

現れたのは襟巻きトカゲのようなレプリロイドと猿のようなレプリロイドの2体だ。どうやら飛来してきたのは襟巻きトカゲの襟のようだ。

ネロ「誰だてめえらは!?」

?????「シャハァァァッ!オレの名は【ブレイジン・フリザード】だ!」

??????「わたくしの名は【ハヌマシーン】と申します。さっそくですが、あなた方を殺してさせあげます」

フリザードとハヌマシーンは名乗りを上げ、ネロ達を殺されるように言う。

ネロ「ざけをなよ!簡単に殺されるか!」

トーレ「それにたった2体だけとは随分ナメられたものだな!」

フリザード「そうかな?背後を見る事だな!」

フリザードに言われてネロ達は背後を振り向くとそこにはうめ尽くすくらいの敵がいた。ネロ達は囲まれたのだ。

ハヌマシーン「この狭い廊下ではあなた方の力は無意味に等しいです。なぜなら…」

フリザード「シャハァァァッ!!」

フリザードは右手から火炎放射チェインバーナーが吹く。廊下いっぱいの炎にネロ達はジリジリと下がっていく。

ネロ「アチッ!アチッ!」

シグナム「クッ!これでは近付けない!どんどん下がっていく!」

トーレ「この!不味いぞ!このままだと奥まで下がり逃れなくなるぞ!」

ネロ達は敵を倒しながらジリジリと戻される。一番奥まで戻されれば炎を逃れなくなり殺られる。

アギト「チックショウ!こうなったら炎には炎で対抗してやるぜ!」

リイン「ダメですぅ!炎のケタが違いすぎます!あっさり押されるのがオチです!」

アギト「だったらどうすんだよ!?」

アギトは自身の炎で押し返そうと考えるがリインに無駄だと言われる。確かにアギトの炎とフリザードの炎とでは威力と高温度の差が違いすぎる。
はっきり言って相手にならない。アギトのみならず誰もがとうしようか試行錯誤を繰り返す。そんな中、シグナムだけは天井を見つめる。

トーレ「どうした?」

リイン「どうしたのですか?シグナム」

シグナム「…外に出るぞ。この状況を打開するにはそれしかない」

ネロとトーレが聞くとシグナムは外に出ようと言いだした。しかし左右は壁で前方は2体のレプリロイド、後方は多数の雑魚敵である。
出るにしても後方だと奥に行ってしまい、前方は火炎放射で防がれてる。

リイン「外に出るってどうやって出るのです!?」

シグナム「簡単だ。天井をぶち破ればいい」

リイン「ぶち破るって天井を!?」

シグナムはなんとぶち破って外に出ようと言った。さすがに無理だと誰もが思った。

リイン「無理無理!無理ですよ!ここってかなりの強度を誇っているのですよ!」

シグナム「できる!ほぼ崩壊状態で脆くなっているはずだ。あとは私達の力でやれば必ず!」

トーレ「確かに可能だな。いいだろう!」

リインは無理だと言うがシグナムは冷静に天井の強度の脆さに気付く。トーレとネロも気付き力を込める。

ネロ「なら、俺が食い止めてやるからさったさと壊して脱出するぞ!」

シグナム「フッ!了解だ!いくぞリイン!」

リイン「こうなったら破れかぶれですぅ!」

トーレ「なら私はネロの援護をしようか」

アギト「あたしがあの野郎の炎を食い止めてやるよ!」
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