リリカルCAPCOMStrikerS―弐―

□第四十章 無双は男なら憧れるが、やってみるとたまにツマらなくなる
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ネロ「ハッ!てめえみてえな奴等との戦いなんざ日常茶飯事だったからな」

ネロは教団時代からいろんな悪魔と戦ってきた。その経験から己のスタイルとスタンス、さらには場数を踏んできたのだ。
もっとも、ダンテには遠く及ばないが。

フリザード「なるほどなぁ…だがな…どんなにキサマらが頑張ろうがどのみち全ての世界は炎に焼かれ、滅びる運命(さだめ)なのだ!それでもなお足掻くか!」

ネロ「ああ。この世界に悪魔が現れた以上はな。悪魔は全部ぶっ飛ばす!それが…デビルハンターだ!」

ネロは強い意思と発言にフリザードは満足そうに笑う。

フリザード「シャハァーッ…無駄だとしてもか?我らは強大だ。その気になれば全悪魔と全レプリロイドどもをミッドチルダに送り込む事も可能なのだ!」

そう。フリザードの言う通り、その気になれば魔界にいる全ての悪魔とメカニロイドとレプリロイドをミッドに送り込む事が可能なのだ。
しかし、なぜそれをしないのか?それはネビロスの娯楽にすぎない。つまり、今のネロ達はネビロスの手のひらで踊らされてるにすぎないのだ。

ネロ「はっ!上等さ!例え敵に踊らされようが最後に殺っちまえば全ては帳消しさ!」

フリザード「クククッ…せいぜい頑張るがいいさ。先に逝ってるぜ。この目でキサマらの絶望を見れないのが残念だがな…シャハハハハハァーーーーッ!!!」

フリザードの最後の叫びとともに切れた部分から火花が散り、大爆発を起こした。フリザードは木っ端微塵になった。

ネロ「ふぅ〜。なかなかだったぜ。襟巻きロボット。さ〜てそんじゃあ…残りの雑兵どもを片付けるか!」

ネロは周りを囲んでいる大量の悪魔とメカニロイドを見てそう吠える。最初に数体の悪魔が跳躍する。それと同時に十数体の射撃型メカニロイドがネロに向けて撃ちまくる。
ネロの周りは土煙で覆われ、その中心に悪魔が落下しながら獲物を振り下ろす。

ネロ「NuuuuuuFaaaaaaa!!!」

ネロはレッドクイーンのグリップを回して左に思いっきり振り回して悪魔を吹っ飛ばした。そのままネロは正面の敵眼前まで駆けて、正面の敵3体をレッドクイーンで斬る。
さらにデビルブリンガーで敵を掴み、地面に叩き付けた。地面は抉れひび割れを起こす。

ネロ「てめえらじゃあ役不足だが…サンドバッグは多いほうがいいぜ!」

ネロはレッドクイーンを肩に担ぎながらそう吠える。ネロは悪魔とメカニロイドの群に突撃していった。ネロの斬撃で一気に複数の敵を一撃で屠っていく。
時にはブルーローズに換えて撃って補充しての繰り返しをしたり、デビルブリンガーで一体の敵を振り回して周りの敵を巻き込んで潰したりと息つくヒマもないほどの連続攻撃をしていく。
しかし、そんな攻撃をしていく中でネロの攻撃に段々雑になっていく。

ネロ「飽きてきたな。そろそろ終わらせてシグナムとトーレの援護にでも行くか。さすがにアイツら1人じゃああのワンちゃん悪魔とサルロボットを相手にはキツいだろうからな」

ネロはそうぼやくと一気に攻撃に苛烈さが増した。そこからまさに破壊力重視の攻撃へと化して、僅か数分で悪魔とメカニロイドの群を全滅させた。

ネロ「ぃよしっ!そんじゃあ援護に向かいますか」

援護に向かった方向はシグナムとケルベロスのいる場所。ネロの見解ではケルベロスが一番強いと判断したからだ。ネロは急いでシグナムの援護に向かった。
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