闇夜の友愛 ―第四次忍界大戦―(完)

□敵の計略と予定外
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「…」

「そして…そんな木の葉のためにうちはを滅ぼしたイタチ!奴は死んだ!死して当然の報いだ!イタチを殺したこの俺が木の葉を滅ぼし、うちはを復興させる!そして!うちはがこの世界を支配「黙れ…」なに?」

ユラムは全身に黒いチャクラを放出しながらサスケに語る。ユラムはうちはこそが至高だと、うちはこそがこの世だと言うがそんユラムにサスケが遮る。
ユラムにはサスケの目が見えない。俯き髪が邪魔で表情が読めない。

「貴様が…











“うちは”を語るな」

サスケが顔を上げると両目は写輪眼を発動させながら強烈な殺気を放つ。その殺気に木々はざわめくように揺れ、近くにいた鳥達がこの場から逃げるように空へと飛び羽ばたく。
そんなサスケの殺気にユラムは全く気付かない。あまりにも濃密でデカすぎる殺気にユラムは感知できない上にユラム自身が高を括ってるので気付いていないのだ。

「ふん…面汚しが言うじゃないか。いいだろう。貴様に教えてやる。真なる…うちはの力を!」

ユラムは万華鏡写輪眼を発動させながら刀を構える。サスケは両手にクナイを逆手に持ってユラムを見る。

「そうか。なら…魅せてもらいたいな。真なるうちはの力とやらをな」

「貴様はうちはの恥さらしだ!死んでしまえ!」

ユラムは腰にある刀を抜き構える。サスケは両手のクナイを構える。ついに自称復讐者と最強憑依者がぶつかる。
果たして…同じうちは対決、勝敗の行方は?

「貴様と問答する気は無い。だが……貴様は殺す!」
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