創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―

□なのは編 第43話 幼女を護衛せよ!
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「話は終わったか。ならとっとと先に行くぞ」

そんな私達を見ていたリョウさんが先を急くように言ってきた。それに気付いたギン姉はリョウさんに近寄る。

「あ、あの!」

「ん?」

「創神リョウさんですよね。その…4年前の時、助けてくれてありがとうございます!」

「スバルの姉だろ。覚えている。あの時はなのは達の人助けに手伝っただけだ」

「それでも…私はお礼を言いたかったです」

そういえばギン姉もリョウさんに助けてもらったんだよね。リョウさんって本当にすごいなぁ。

「気にするな。それよりも先に急ぐぞ。どっかのバカどもが先にレリックを確保されると面倒だからな」

「は、はい////」

あれ?ギン姉の様子がおかしい。顔が赤い。風邪かな?

「一目惚れってベタ過ぎますよギンガさん」

「クッ!ライバルなる者がまた増えたか!」

?なんだかティアとチンクの様子がおかしい。私にはわからないや。とにかく、私達は先に急ごう!



チンクSIDE



私達はさらに奥に行くと広い所にでた。ここにレリックがあるようなのだが。

「見つけました!あそこです!」

キャロが指を刺す方向にレリックが入った箱が落ちていた。私達はそれを取りにいく。中身の確認をすると間違なくレリックが入っている。

「これで確保完了ですね。あとは地上に出て皆さんと合流を」

「……!全員下がれ!」

ティアナが次にやる事を口に出しているとリョウが突然下がれと叫ぶ。私達はリョウの指示に従い下がる。
下がると奥からかなりの数のガジェットもどきが出てきた。

「やっぱり、そう簡単にはいかないか」

「当然だろ!帰るまでが遠足って言葉を知らねえのか?」

ノーヴェ、それはちょっと違うと思うぞ。まあいい。今する事はこのガジェットもどきを撃破する事だ。
そう考えてた時、ガジェットもどきどもの後方から足音が聞こえてきた。私達はまさかと思いイヤな表情をする。
足音はだんだんこちらに近付いて来て、姿が見える。

「くっくっくっ…やはりここで出会うか。これぞまさに運命だな」

「俺達がこうして出会うのは必然だったのさ」

やっぱりか…そこに現れたのは2人の男だ。予想はしていた。この2人の男は間違なくあの転生神の奴等だ。

「もう大丈夫だ。俺達は君達を助けにきた」

「俺達は悪い害虫どもから君達を守るためにきたんだ」

なんか言ってるけど無視する。どう見ても悪そうなのはそっちだもんね。

「お前達、転生神だろ」

「なに?その事を知っているのか?なるほど…なら隠す必要はないな」

「そう…俺達は転生神!お前、邪魔をするモブだな!俺達は貴様のような害虫や屑局から嫁達を守るために現れた正義の味方だ!」

いやいやいや!どう見てもアンタ達は悪者なんですけど!そんなガジェットもどきを連れてると余計に。

「あんまり話したくないからさっさと殺り合おうか。ティアナ達はガジェットもどきどもを頼む。俺はあの2人を殺る」

「無茶です!あの2人、かなりできますよ!リョウさんの実力はわかりませんから無理です!」

「…大丈夫ですか?」

リョウさんはあの転生神2人を相手するそうだ。ギン姉はダメだと言う。だって相手は2人だし、間違なくアグスタで戦った奴よりは強いと思う。
でも、ティアは心配だけ。それだけ信頼してるのかな?鍛えてくれた人だもん。

「問題ない。すぐにすむ」

「わかりました。頼みます!」

「ちょ、ちょっとティアナ!さすがにそれは!」

「大丈夫ですギンガさん。リョウさんは強いです」

「でも…」

ティアはリョウさんの返答に納得してる。ギン姉はまだ信じられないって感じだ。ティアだけじゃなく私達もリョウさんを信頼してる。

「くっくっくっ…なかなかいい度胸じゃないか。ま、こっちとしては好都合だ」

「俺達もお前を殺ろうと思ってたんだ」

「なら、場所を変えようか。ここじゃあ戦いにくいだろ」

「そうだな。大切な嫁達を傷付けたくないからな」

リョウさんと敵2人は話し合いの結果、別場所で戦うようだ。リョウさんはガジェットもどきと敵2人を跳躍で飛び越えて奥へと走る。
敵2人もリョウさんを追うように走っていった。

「リョウさん!」

「人の心配をしてる場合ではないですよギンガさん!きます!」

リョウさんと敵2人が奥に行ったのを確認したガジェットもどきが私達に狙いを定めた。こんなのさっさと片付けてやる!
そして…リョウさんの援護に!
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