創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―
□なのは編 第48話 転生神完全消滅
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「なっ!?バ、バカなっ…!我の剣を…我の究極最強天下無双の剣を止めただと!たかが…オモチャの剣で!」
オモチャってヒドいなぁ。けど…俺のバサラはかなりの強度のみならず俺の魔力で強化されてるからな。奴の剣では折られない。
「グオオオオオッッッ!!!」
「………やっぱこの程度か。期待以下、だったな。もう少し楽しめるかと思ってたんだがな」
「なっっ!」
俺は足で剣を回す。その反動で奴の剣を弾いた。んで右に持ち替えて、攻めるぜ。俺は駆けて振るう。
「フッ!」
「くっ!」
奴は防ぐ。そこから俺のターンって奴だ。俺は剣で振るって斬撃を連続で繰り出す。奴は剣でガードする。
「クッッ…!キサマアアア!!」
奴も負けじと斬撃を繰り出す。剣がぶつかりあい、奴は苛立ちを見せてくる。からなのか、奴は自身の剣に気付いてない。奴の剣にぶつかってるヶ所に罅が入ってるのに。
「グッ…!ウオオオオッ!!」
「ヅッ!!」
奴の振り下ろしと合わせるように俺も剣を振るう。剣がぶつかった瞬間、奴の剣がポッキリと折れた。
「なん…だと!?我の、剣が…」
「終わりだ!」
「ぐああああ……!」
剣が折れて茫然としてる奴を袈裟斬りで一閃して仕留める。奴は斬られて倒れた。これで終わり。そう思ってた。
「ぐっくくくっ…!ま、まさか…我が殺られるとはな!」
奴はゆっくりと起き上がる。なぜ死なない?しっかり一撃で決めたんだがな。
「しかし!我は不死!我は不死身!我は最強!我は無敵!」
再生能力か?ヘラクレスのようなか?そうだとしたら面倒いな。ま、負ける要素はないな。だが…これは………
「我は不死身なのだ!何されようが我を倒すことは不可能なのだ!キサマは我をヘラクレスと同じと思ったであろう。だが、我はそれを凌駕している!我を殺すなど不可能なのだ!」
「ふんなにが不死身だ。確かにお前の再生能力、蘇生能力は厄介だ。だが…それは同時に魂を削っている」
どうやら奴の再生能力は魂を削って使っているようだ。確かにヘラクレスよりも回数は多いだろう。だが…やり過ぎると魂は無くなり死んで存在しなくなる。
なにより不死身など存在しない。どんな不死や不死身でも肉体が無くなれば意味は無い。肉体があるから不死身で不死なんだ。
なら…攻略法は簡単だ。奴を何度も殺すだけだ。
「ヌアアアッ!」
「素手でか。だが…それでも俺には勝てない!」
「クボォッ!」
俺はバサラをファイターモードにして腹を殴る。さらに回し蹴りや顎への掌底で二回目の死を味あわせた。やっぱり立ち上がる。
しばらくまだ戦うな。何回殺せば終わるのか分からないけど…さっさと沢山殺るか!
3人称SIDE
リョウとアルティトラとの戦いが始まって十数分が経った。勝負はリョウの圧勝でもう20近くアルティトラを殺している。
復活する度にアルティトラは魂をどんどん削られていきもう1、2回蘇ったらもう蘇生もできずに死ぬであろう。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…バカな…そんな、バカな…我が…この我が…!こんな…雑種に…!」
「もう終わりにしてやる!さっさと死ね!」
「グバアアッ!」
リョウは蹴りでアルティトラを台座に蹴飛ばす。アルティトラは台座に座るように倒れこむ。
「ぐっ…!くそっがぁぁ…!キサマごときに…キサマごときに…絶対に、負けぬわ!」
アルティトラがそう吠えると銀ゆりかごに異変が起こった。ゆりかごの線部分が光輝き、轟音が響き渡る。
「なんだ?っ!」
「うああああああ!!!」
台座に座るアルティトラに急に異変が起きる。アルティトラは悲鳴をあげながら身体が光輝く。
「ぬああああ!!!な、なんだああ!!身体がああ!我の身体がああ!意識がああ!!あああ!!消える……我が…消え……る…………」
アルティトラはどんどん膨らんでいき、醜い化け物へと変化した。その姿は…デビルメイクライ3のアーカムが悪魔の力に溺れた時の姿そのもの。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!」
「化け物になっちまったな。醜いが…こんなのが暴れたらなのは達が。倒すしかないな!」