創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―

□ネギま編 第50話 魔法先生の世界へ
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「お前は?」

「俺の名は創神リョウ。よろしく」

「おう!」

リョウとナギはガシッと握手した。その後、ナギはリョウを加えたことで紅き翼(アラルブラ)とチームを名乗ることになった。



アルSIDE



いやはや、リョウはナギ以上ですね。性格はかなり大人しいのに。能力や実力はナギを上回っているとは。ゼストが彼に魔法の基礎や応用を教えると彼は瞬く間に修得していきましたね。

「まさかナギ以上のバグキャラが居ったとは。まあナギより性格はマシじゃが」

ゼストも呆れるしかなかったですね。気持ちは分かりますよ。私の重力魔法や詠春の神鳴流もあっさり修得しましたもんね。
魔法に至ってはほとんど無詠唱で済ませるほど。

「あ、あははは…あんなに必死に修得した神鳴流の技を、見ただけで…」

詠春が笑いながら茫然としていたのは面白かったですね。とにかく、リョウが加わった紅き翼は魔法世界でもそれなりに有名になりましたね。
まあ目立ってるのはナギとリョウだけどね。そんな中、私達は鬼神に教われてるという情報を掴みました。しかも、それを阻止してるのは小さな女の子だとも。

「たくっ!ガキを使ってなんざ!そいつらはよく平然と!」

「落ち着けナギ!気持ちは分かるが…」

「詠春、ナギの耳には聞こえてないぞ。こうなったら俺達も急いだほうがいい。それに俺も容認できないな。お前も同じだろ?」

「それは…」

「急げよお前らーっ!」

私達はナギを先鋒に現場に急行して中央突破を測る。ナギのあんちょこを使った大魔法で鬼神をなぎ払っていく。
リョウも囲もうとしてる鬼神に中級魔法で仕留めていく。なぎ払ってるうちに到着した。

「お、お前達は…」

「おうよ!紅き翼にしてサウザンドマスター、ナギ・スプリングフィールドったぁ俺のことよ!」

「自称だろ。サウザンドマスターの前に自称を付けろ」

「突っ込んでる場合か!」

詠春の言う通りです。鬼神が沢山迫ってきましたよ。

「任せろ!え〜と…………………雷の暴風!!!」

「さすがじゃな。じゃが、相変わらずあんちょこを見んとできんのか」

「うっせ!俺は中退なんだよ!」

ナギの雷の暴風で鬼神がかなりの数をなぎ払いました。少しの間ゆっくりできますね。

「お嬢ちゃん。名は?」

「……アスナ。“アスナ・ウェスペリーナ・テオタナシア・エンテオフュシア”」

「アスナか。いい名だな」

リョウが幼女の前に降り立ち名前を聞く。聞いたリョウは微笑みながら頭を撫でる。なるほど…彼は私と同S「今、変なことを考えなかったか?アル」いえ何も。
鋭いですね。残念、どうやら同士ではなかったですね。

「あとは俺達に任せろ!てめえらはそこで引っ込んでな!」

「なっ!?たった5人でなど無謀だ!なによりキサマらがでしゃばる…!」

「ウッセェ!俺達は最強なんだぜ!」

ナギは相手を一蹴します。相変わらず…ですが、それでこそです。

「だな…大の大人がアスナに、そんな子に背負わせてんじゃねえ。俺達が蹴散らしてやる」

みんなやる気マンマンですね。かく言う私もですが。やりましょうかね。私達は各々の得意の戦術で鬼神を蹴散らしていく。
僅か数分足らずで全滅させました。ナギとリョウがもう派手にやりましたからね。

「終わったぜ!」

「ふぅ…それなりにかな?」

「このバカが…」

「ご苦労だった。ではな」

「待てよ!そのガキをどうすんだ!」

「この娘は我々の切り札だ。なにより力を使ったのでな。また眠らせる」

「ふざけんな!道具じゃねえんだよ!」

彼らのあの娘の扱いにナギが激昂する。私達でナギをはがい締めにして止める。

「落ち着け。気持ちは分かるが、これ以上はマズい」

「クッ…!」

私達はここから一刻も早く離れました。皆さん気持ちが同じでしたからね。

「クソッ!何なんだよ!まるで兵器として見やがって!」

「名からしてオスティア家の王族関係だな。しかし、あれはどう見ても道具扱いだな。力がないからああ扱うんだな。おそらく王族の奴等も」

「チッ!」

ナギの悪態は止まりそうにありませんね。そろそろ休憩したいですね。疲れました。

「あそこでキャンプをしようか」

「ああ」
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