創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―
□ネギま編 第52話 王女アリカ
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ラカンSIDE
「「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」」
あ〜〜、笑った笑った。こんな大笑いは久し振りだぜ。しっかしまさかなぁ。ククククッ…
「あらぁどうみても惚れてるなナギの奴」
「ああ…あっちもまんざらじゃなさそうだったしな」
「所謂ツンデレだな。ま、あのビンタはその裏返しだな。気付かないナギも鈍感だな」
「全くだ!ダーッハッハッハ!」
「お前はどうなるんだ?リョウは二つ名の一つを言ったぞ」
あれはどうみても見た目と二つ名のギャップだろ。なによりあれは憧れに近いぞ。
「おいガトウ…お前、いっぺんシめようか?アリカ様の言葉に傷ついたからな」
「い、いや…遠慮しとく」
あ〜らら…ガトウの奴、リョウの逆鱗に触れちまった。こら…かなりボコボコにされるな。
「…ん?」
「んだ?」
町の方で爆発が起こりやがった。これは…テロか!
「狙いは…アリカ様か!まずい!ナギが護衛に付いてるとはいえ!」
「…俺がいく。ストレス発散にな!」
「リョウ!頼む!」
俺じゃあ派手にしちまうからな。仕方ねえか。暴れたかったな。
アリカSIDE
紅き翼に内部依頼を頼み、今はナギとともに町に駆り出す。なにしろ私は外に出るなどめったにないからな。町は活気に溢れて明るく楽しい。
そしてナギが楽しくしてくれる。私はこれほど笑えたことはない。そんな時、町中でテロが起こった。狙いは私か。
どっちにしろ私はナギとともにテロを起こした者達を粛清するだけでなくもしかしたら情報を仕入れれるかもしれんな。
ナギは帰れと言っていたが同行する。
「このじゃじゃ馬姫さんが!いいぜ!気に入ったぜ!ならいくぜ!」
「イチャイチャしてるところ悪いが俺もいくぜ」
そこにリョウが現れた。イチャイチャ?なんだそれは?
「だ、誰がイチャイチャしてるって!こんな…」
「はいはい…さっさといくぞ。奴等の逃げる後を追うぞ」
私達はテロリスト達のあとを追う。町から少し離れた場所に隠れ家を発見した。あそこに…テロリストどもがいる。
「あそこか…なら、さっさと仕留めにいくぞ!もしかしたら情報が手に入るかもな」
「おっしゃ!いくぜ!」
ナギとリョウが門番を仕留める。ナギは派手だがリョウは静かに仕留めたな。
「ふん…沸いてきやがったぜ。ここは俺に任せてお前達は中に入って暴れてこい。俺は外で暴れるぜ」
「わかった!任せたぜ!いくぜじゃじゃ馬姫!」
誰がじゃじゃ馬姫じゃ。まあよい。行くか!リョウの強さを見たいが断念じゃな。