創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―

□ネギま編 第54話 決戦…創造主
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3人称SIDE



開始一発のビック・バン・アタックに全てが停止する中、紅き翼の突撃にみんなが意識を回復させて行動を開始した。
連合軍は魔族軍となんとか互角の戦いを繰り広げるが、紅き翼が別格すぎた。普通ならかなり苦戦する魔族を全て一撃で屠っていってるのだ。
圧倒的強さ、実力に連合軍の士気は上がる。魔族が半分くらい減った頃、リョウは全体を見渡して決める。

「ナギ、お前達は先にいきラスボスを倒してこい。ここは俺と連合軍で十分だ」

「わかったぜ!頼むぜリョウ!」

ナギ達は敵の本拠地に突入した。リョウは残った魔族を見渡し不敵の笑みを浮かべる。

「おら来な。遊んでやるぜ」

「調子をつくな!人間が!」

リョウは指を動かして誘う。魔族の一体が激昂して突っ込む。リョウはそれよりも速く接近して顔面を殴り吹き飛ばす。
そのままさらに2、3人を蹴りで倒す。

「この程度か?魔族の力は?もっと楽しませてみろ!」

リョウの挑発に魔族は一斉に襲いかかってくる。しかし、リョウはその冷静な思考と規格外の身体能力で敵を圧倒する。
魔族は魔力弾を放つが、全て紙一重で躱して一匹に接近して顔面を殴り粉砕する。続けて回し蹴りやかかと落とし、裏拳や連続パンチで魔族を次々と蹴散らしていく。
時には気弾を放ち、どんどん倒していく。

「まさか…これほどだなんて…」

「紅き翼最強の男。噂以上とは…いやはや敵対してなくてよかったぜ」

「すごい…これが…リョウさんの本気!」

「ううん。リョウのつよさはあんなものじゃない。もっともっとすごい」

「そうじゃのう。あやつ、わらわの仮契約カードを使っておらん」

「アンタがかってにかりけいやくさせてできたカードでしょ」

「なに…?」

「…」

「それでもすごい!やっぱりすごいよリョウさんは!」

「……ナギ」

誰もがリョウのその圧倒的パワーに驚愕以外なかった。圧倒…その言葉しかでてこない。アスナとテオドラはいつも通りの睨み合い。
アリカはリョウではなく先に行ったナギを心配している。

「ハッ!セイッ!ヌウンッ!」

リョウはバサラをブレードモードにして魔族を斬っていく。魔族と一言言ってもピンからキリまである。雑魚クラスもいれば魔王クラスもいる。
だがリョウは、そのピンからキリまでの魔族をたった一撃で屠っている。もう魔族の戦意はかなり喪失している。
自分達がまるでムシケラみたいに殺られていってるのだから。

「…ん?急にいままで一番デカい魔力を感じた。なるほど…どうやら真のラスボスか。または裏ボスでも現れたか。いずれにせよナギ達が危ないな。アリカ、後の指揮は任せる。ナギ達の援護に向かう!」

「わ、わかった!……ナギを頼む」

「あいよ」

リョウはバサラをファイターモードに戻して本拠地に乗り込んだ。いざ!決戦場へ!
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