ハイスクールD×SKL

□プロローグ
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根城の一番奥の部屋。かなり広くキングサイズのベッドもある。そのベッドの上で悪魔が女性を犯していた。

「いやっ!いやあああっ!もうやめてええっ!」

「げへへっ!もうそろそろ出そうだぜ!たっぷりと中にぶち込んでやるぜ!」

「!!な、中は…中はだめええっ!中に出さないでええっ!」

「うるせえよ!たかが性奴隷風情が主人に逆らってんじゃねえ!お、おぉぉおおおあっ!」

「い、いや…いやあああああああっ!!!」

悪魔はその女性の中に大量の精液を射精した。部屋の隅っこには数人の女性が裸になって震えていた。中出しされた女性は涙を流しながらうずくまる。

「ふぅ〜。そろそろ野郎共におこぼれをやるとするか。今日は大量だったから喜ぶぜ!」

悪魔は女性達を見てイヤらしい笑みを浮かべた。その声を聞いた瞬間、女性達の顔は絶望と恐怖に染まる。

「か、頭〜〜!!!」

その時、頭と呼ばれた悪魔の部下が部屋に駆け寄るように入ってきた。その表情は慌ててるかのよう。その姿を見た悪魔はいままで気分がよかったのが不機嫌に変わった。

「なんだ!まだいいところなんだ!ちゃんとおこぼれをやるだろうが!」

「ど、髑髏…髑髏の奴がああああ…っ!」

部下がなにかを言おうとした時、扉の方から小さななにかが頭部を撃ち抜きさらに身体全体を撃ち抜いた。
それは弾丸。しかもかなりの魔力が込められた。さすがの悪魔もいきなりの惨状に呆気にとられ、女性達も同じようになったがすぐに悲鳴をあげた。
扉はぶち破られ、扉の前にいたのはあのずた袋だった。ずた袋はゆっくりと部屋へと入り、悪魔を見る。

「て、てめえ…てめえがやったのか!!」

「…」

「どうやってここまで来やがった!奴等は!?野郎共はどうした!?」

「…全員始末した」

悪魔は吠えるがずた袋は淡々とした物言いで答えた。答えを聞いた悪魔は驚愕した。ここに来るまでに百はいるであろう部下達をたった1人で全滅させたのだ。
だがすぐに悪魔はニヤリと笑った。ベッドから降りてベッドの下に隠してある剣を取り出して鞘から抜く。

「なるほどな…ただの人間じゃあねぇようだな。だがな…所詮は惰弱な人間!我ら悪魔には絶対に勝てん!加えて俺様は上級悪魔だ!さっきまで戦ってた下級どもとはわけが違うんだよっ!!」

悪魔は剣を振り上げてずた袋に襲いかかる。ずた袋はそのまま右腕を悪魔の手に持つ剣に向けて、手にはあの時持っていた巨大な太刀ではなく銃を構えた。
その銃もかなり異様だった。普通の銃ではなくかなり大型の拳銃、しかも弾倉(マガジン)の下の部分には半月の刃が付いていた。
ずた袋は嘲笑いながら発砲した。その轟音のような発砲音とともに悪魔の剣に当たり、いとも簡単に剣はポッキリと折れた。

「へっ?」

「…ふっ」

悪魔は呆然とした。その間にずた袋は左腕も悪魔に向ける。その左手には右手に持ってるものと全く同じの銃が握られていた。
どうやら双銃のようだ。それを悪魔の身体、つまり顔以外の所目掛けて乱発する。

「ぐあああああっ!!」

悪魔の身体に全弾命中し、穴だらけにされて悪魔は悲鳴を上げる。そのままベッドまで吹き飛ばされ壁に背を預けるようになった状態に座り込む。
その瞬間、穴という穴から大量の血が噴出する。普通なら有り得ないスプラッタに近い光景に女性達は悲鳴を上げて恐怖でガチガチに震える。
その間にずた袋はゆっくりと悪魔に近寄る。

「ぐあああっ!がぁぁ…て、てめえ……ま、まさか………あの…ど、髑」

「神に会うては神を斬り」

「悪魔に会うてはその悪魔をも撃つ」

悪魔はようやくこのずた袋の正体に気付いた。その間にずた袋から二つの声が聞こえてきた。一つは最初の声、二つは最初とは違い少し低めの声。
これは何なのか誰にもわからない。分かっているのはこのずた袋自身だろう。

「戦いたいから戦い」

「潰したいから潰す」

「「俺達に大義名分なんてないのさ!!」

そのセリフを言った後銃から太刀に変わり、悪魔を一刀両断した。
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