ハイスクールD×SKL

□第一話 出会うべき出会い
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ピピピピピピピッ
朝…一つの一軒家の二階の一つの部屋からの目覚まし音が鳴り響く。ベッドの掛け布団にくるまっている青年が布団からでて目覚まし音がなる時計を止める。
青年は欠伸をしたあと上半身前が開いたパジャマを無造作に脱ぎ捨て制服に着替える。そして下の一階に降りて洗面所で顔を洗い頭をすっきりさせる。
鏡に映るは自身の顔。目付きは鋭くまるで野生の肉食獣か猛禽類の類の目。気の弱い人ならビビり小さな悲鳴を上げて近寄らないだろう。
そんな目付きのままリビングに向いテーブルの前に立ちイスに座る。テーブルには日常には必ずあるであろう朝食が置いてある。

「おはようイッセー」

「起きたかイッセー。相変わらずか?」

「ああ。おはようお袋にオヤジ」

イッセーと呼ばれた青年は両親に挨拶する。改めて自己紹介をしよう。青年の名は“兵藤一誠”この物語の主人公である。
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