ハイスクールD×SKL

□第六話 使い魔と夜這い
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アーシアがリアスの眷属になって数日、その間にアーシアは駒王学園に入学してきた。しかもクラスはイッセーと同じクラスに。それだけでなくなぜかイッセーの家に住むことになっていた。
無論イッセーはリアスに食ってかかるが、アーシアの希望と言うので今度はアーシアに言うが涙目にされてしまい諦めた。
そんなある日の放課後。

「今からみんなでアーシアの使い魔を手にいれましょう」

突然の話にイッセーとアーシアは付いていけなかった。詳しく聞くと悪魔には必ず使い魔が付くらしい。そのために使い魔がいる森があるようだ。
そこでアーシアの使い魔を手にいれるようだ。ちなみにイッセーはいらない。そこまで重要視していない上に人間なため必要はないのだ。

「確かにな。要望としてはアーシアを守れる使い魔ってところか?」

「そうよ。それで貴方に付いてきてほしいのよ。興味くらいはあるでしょ?」

そう言われてイッセーは考える。確かに興味ある。どんな使い魔がいるのか、そそるものだ。

「そうだな。よし、行ってみるか」

「決定ね!それじゃあ行くわよ!」

用意がいいリアスはすぐに転生魔方陣を出して出発した。ちなみにイッセーもできたのは特別用らしい。





到着したイッセー達は森を少し歩く。その間にイッセーとアーシアは辺りを見ている。

「ここが悪魔が使役する使い魔の沢山住み着いている森なのよ。ここでアーシアには使い魔を手にしてもらうわ」

森は薄暗く、いつなにかが出てきてもおかしくない。アーシアはイッセーの服の裾を掴みながら進んでいる。

「ゲットだぜ!」

「きゃっ!」

と、そこに大声をあげながら目の前に某ポケットなモンスターの主人公の格好をした青年が現れた。一瞬、イッセーは殴り倒しそうになったがなんとか我慢した。

「俺の名前はマダラタウンのザドゥージ!使い魔マスターを目指して修行中の悪魔さ!」

「パクリにもほどがあるだろ!バカじゃねえの!」

「イッセー…気持ちはわかるけど我慢してね」

名乗り方にさすがのイッセーもツッコムしかなかった。それほどであり、いつか消されるんじゃないかと思った。

「ザドゥージさん、例の子を連れてきたわ」

「ふむふむ、金髪美少女か。こっちの目付きの鋭いあんちゃんは?」

「この人は付き添いよ」

「そっか。OK!任せてくれ!俺にかかればどんな使い魔だろうと即日ゲットだぜ!」

ほんとにこいつに任せて大丈夫だろうか?イッセーは初めて心配というものを持った。

「さて、自分にあった使い魔に付いて悩んでいるだろう?まずはこんなのはどうかな?」

ザドゥージはカタログを広げてあるページのある生物の絵を指差す。その姿は龍。

「龍王の一角“天魔の業龍(カオス・カルマ・ドラゴン)ティアマット”!伝説のドラゴンだ!龍王唯一の雌でもある!いまだかつてコイツをゲットできた悪魔はいない!当然さ、魔王並に強いって話だからな!」

ティアマットを見てリアスはさすがにと思った。確かにアーシアの使い魔にするなら守れる力を持つ使い魔のほうがいいだろう。
しかし、こんな巨大なドラゴンは困る。なにより従わせるのは不可能に近いであろう。

「おい!ちょっと行ってくるが構わねえか?」

「どこに?まさか…!?」

「別に使い魔にする気はねえよ。ただ、ちっと喧嘩をしに行くだけだ」

イッセーはこの森に付いてから一番強い気配を感じていた。それが龍王の一角だとわかり好戦的な笑みを浮かべる。
そんなイッセーを見てリアスはため息を吐く。

「…わかったわ。好きになさい。私達はアーシアの使い魔を手にいれるわ」

「んじゃ!行ってくっぜ!」

イッセーは驚異的な脚力で一気に森深くに走っていった。それをザドゥージは驚いたが、リアスに声を掛けられて改めて使い魔を紹介していく。
イッセーはティアマットが住み着いている森の洞窟に到着した。イッセーはズンズンと奥に進む。そこにデカいドラゴン、ティアマットがいた。

「てめえが龍王の一角、ティアマットだな!」

「なんだ貴様は…!この気配、赤龍帝か!なにしにきた!?」

「なぁに!ちっと俺と喧嘩しようぜ!」

イッセーは牙斬刀を出してさらにブーステッド・ギアも出す。さすがのティアマットもビビる。

「ちったぁ楽しませろよッ!!」
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