究極伝クロスゾーンスーパーZ
□第3話 エンゲル数を増やすメンツがいると悟った感じになるよな
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リョウ達が朝食を取ってる頃、メリオと残りの面々も朝食を取っていた。メリオの実家はまさに豪邸にふさわしい家であった。メリオは実は資産家の人間で金持ちである。海外では知らない者はいないほどの名家の子。しかし、それを鼻に掛けず貴族の坊ちゃまでもなくごく普通の一般人感性を持っている。そんな感性を持てたのは両親の影響もある。両親もそういう人間ではなく愛される人間である。この海鳴市に来たのも両親が日本に住みたいから始まって今に至る。メリオはあまり原作に関わりたくなかった。できれば平穏を望んでいたのだがリョウとの出会いと昨日の出来事で突っ込むことになってしまった。
メリオ母「うふふ…それにしても、メリオが年上だけど友達を泊まらせるなんて。嬉しいことだわ」
メリオ父「そうだね。友達を誘うなどなかったからね。喜ばしいことだ」
メリオの両親はこんな状況でも笑ってすませる懐のデカさを見せつける。メリオの父は金髪で優しげな風貌の人物。母はピンクの長髪でスタイルのよいかなりの美人。どちらも実年齢よりも若く見える。その証拠に一誠はメリオの母を凝視している。特にある部分を。
一誠「うおお…すっげ。いててて!ぶ、部長」
リアス「一誠…さすがに私の母の時同様それはどうかと思うわよ。あんまりジロジロと見ない」
一夏「なあ箒、なんで一誠は怒られてんだ?」
箒「一夏、一夏はあんな男になるなよ。なったら厄介を通り越してイヤだ」
メリオ「あはは…僕もそろそろ学校に行かなきゃ」
母「送り向かいさせましょうか?」
メリオ「結構です。大丈夫ですよ母様」
メリオ母「そう?でも最近なにかと物騒でしょ?メリオに何かあったらと思うと心配で心配で」
メリオ父「そうだな。メリオにもしなにかがあったら軍隊を呼び寄せて「やめてください父様」そうか?」
一誠の鼻の下の伸びにリアスは手の甲を抓って怒る。ちょっとした嫉妬である。一夏は相変わらずの超鈍感に箒は呆れ果てるが一誠のようにならないように切に願う。他の者達も楽しそうに食事してるとメリオは学校に向かう準備を始める。メリオの両親はかなりの子煩悩にして親バカである。そんな両親にメリオは何時のもように苦笑いしながらも釘をさす。
バナー「俺達はどうしたらいい?」
メリオ「多分リョウさんが迎えに来るかも知れません。それまでは自由に過ごしてください。それでは…行ってきます!」
全員『『『いってらっしゃい!』』』
メリオは学校に向かう。それから、バナー達はこれからどうしようかと模索していた。
リョウ「お〜い」
ネギ「あ!えっと…リョウさん、ですね」
そこにリョウが空から降りてきた。メリオの両親に見つからないように着地する。
「全員いるな。ならちょっと付き合ってくれないか。アンタらの実力とか改めて知りたいから」
バナー「…うん。いいよ。俺達も彼等の実力を知りたいと思ってたから」
リョウ「なら決まりだなさっそく行こうか」
リョウはこの部屋に魔法陣を発動させる。するとバナー達はこの豪邸から消え去った。