究極伝クロスゾーンスーパーZ

□第4話 やっと登場もう1人の魔法少女だけどちょっぴりしか出番ないよ
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なのはが魔法少女になって一週間近く立った。ジュエルシードの数は今では計4個封印できた。結果は上々だがこっからは難しくなる。なにしろジュエルシードは目視で探すのは困難。ジュエルシードが発動しないかぎりなのは達は出動できない。なによりいままで被害らしい被害もないので安心もしていた。その油断が、今回の惨事を生み出すとはこの時なのはは思ってもいなかった。

銀時「サッカーの観戦?」

なのは「はい。というよりもお父さんが経由してる少年サッカーチームの応援をしに行くの」

銀時「お前の父ちゃん何者だよ。随分多芸に秀でてるな」

なのは「にゃはは…それを言ったらリョウ君だってすごいの。リョウ君なんか何処のチームにも属してないのにものすごくサッカーが上手なの。しかも今日はお父さんの誘いでヘルプ参加するの」

なのはは銀時達に一緒に士郎の少年サッカーチームの観戦に行かないかと誘われる。銀時はかなり迷う。正直な話めんどくさいのだ。神楽も行く気などこれっぽっちもない。ただ新八だけは乗り気である。

新八「行きましょうよ銀さん、神楽ちゃん。他人の家までグウタラしてたら迷惑かかりますよ」

銀時「んなの知るかよ。いいか新八よ。俺達は居候だ。居候がすることはダラダラすることだ。つまり、手伝いとか応援とかは必要ないんだ。つまり行かねえ」

新八「いやなにへ理屈ゴネてんすかああ!!どう考えてもめんどくさいから行きたくないだけでしょ!つうか居候はそんな意味じゃありません!」

神楽「新八、お前はだから新八だヨ。私達が行っても役にたたないネ。むしろ邪魔しないようにグウタラしてタダ飯食らうのが一番ネ」

新八「そんなの意味あるかああ!!邪魔してんのはてめえらのグウタラだ!!つうかだから新八だよ!僕はどこからどうみても新八だろ!」

万事屋のお馴染みのボケツッコミになのはとユーノは苦笑いをする。だけどなのははここ数日でそれを知ってたので対策もバッチリだ。

なのは「銀さん銀さん」

銀時「なんだ?なのは。言っとくが行かねえぞ」

なのは「応援に行ってくれたら母さんが特製パフェを作ってくれるって」

銀時「よっしゃ3人とも!なのはの父ちゃんのチームを応援しにいくぞ!」

神楽「銀ちゃん、騙されてるネ。私は騙されな「神楽ちゃんにはおいしい素昆布を」おめえら付いて来いアル!なのはちゃんの父ちゃんのチームを全開で応援して相手チームを恐怖のどん底に味あわせてやるね!」

新八「てめえら怖えよ!どんだけあっさりかかりやすいんだよ!しかもなに相手を脅そうとしてんだ!」

なのは「にゃはは…それじゃあレッツゴーなの!」

なのはの策にまんまとハマった銀時達は試合場所まで歩くさほど遠くもなく10分くらいで到着。そこには2人の少女、アリサとすずかが待っていた。

なのは「アリサちゃん!すずかちゃん!」

アリサ「なのは!ちょっと遅かったじゃない」

すずか「なのはちゃん、その人達は?」

2人は銀時達が気になっていた。

なのは「あ、うん。この人達は私の家で居候してる」

銀時「坂田銀時だガキンチョ2人。気軽に銀さんと呼んでくれ」

アリサ「誰がガキンチョよ!」

すずか「ま、まあまあアリサちゃん」

神楽「私は神楽ネ!敵を血祭りにしにきたヨ!」

新八「神楽ちゃん、なに物騒なこと言ってんの。僕達は応援しにきただけだよ。あ、僕は志村新八です」

なのは(…改めて聞くとアリサちゃんと神楽ちゃん、声が似てるの)

銀時達のいつものボケた自己紹介をしたアリサとすずかも自己紹介をする。その時に全員なのは同様、アリサと神楽の声が似てることに気付く。当然である。なぜなら中の人は同じなのだから。それはともかくサッカーの試合が始まった。結果は士郎のチームの勝利。リョウが大人顔負けのプレーのおかげである。
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