究極伝クロスゾーンスーパーZ

□第6話 ピンクの玉はボールか悪魔かしかない!
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飛影「おおおおっ!!」

リョウ「バサラ!ファイターモードだ!」

飛影「邪王炎殺!煉獄焦!!」

リョウ「くっ!ぐおおおおっっ!」

飛影は拳に炎を纏わせてリョウを殴る。リョウはバサラで魔力を纏わせてガードする。しかし、威力が高く地面を滑り擦りながら吹き飛ばされる。

リョウ「んんんんっ!だっ!あちっ、あちちっ!」

蔵馬「飛影の煉獄焦を耐えた!?」

桑原「魔力だっけか?それで身体を纏って炎を耐えたんだ」

ヒナタ「すごい…」

リョウ「あっちぃ!これが飛影の邪王炎殺拳か。想像以上にすげえ攻撃だ」

飛影「ほぉ…俺の炎殺拳を知ってるのか」

リョウ「まあな。けど…こっちも負けられねえ!はあああっ!」

蔵馬はリョウが飛影の炎殺拳に耐えたことに驚く。リョウは炎熱変換で魔力に炎ができてそれを拳に纏わせた。

飛影「なに!?」

リョウ「名付けるとしたらボルカニックナックルってところか?ネーミングはダサいかな」

飛影「ふっ、面白い!はああああああ!!」

リョウ「だああああ!!」

リョウと飛影は互いに飛び出して炎の拳をぶつけ合う。炎が弾け飛び拳のぶつかり合う音が響く。乱打連打と互いの拳は全てぶつかる。まるで呼吸を合わせるかのように。

幽助「うわわっ!おい飛影にリョウ!お前ら場所考えて戦え!」

桑原「あちあちっ!そうだぜ!こんな所で炎なんか使ったら!」

炎が木々に触れて燃える。リョウは気付き、拳の炎を消す。しかし飛影は気付かずそのまま攻め立てる。リョウは躱すだけに専念する。リョウは後方にバックステップで距離を取る。

飛影「逃がすか!」

リョウ「……水遁・消雨霰(しょうあられ)!!」

飛影「なに!?くっ!」

リョウは印を結び、口から水遁系の術を発動する。水は霰となり、木々に燃え移る炎を消火していく。消雨霰は攻撃の術ではなく補助や炎を消すための術である。

飛影「キサマ…何のつもりだ?」

リョウ「炎の技を止めで。火事になっちまうからな。それに…どうやら終わったようだしな」

飛影「なに?」

リョウは戦闘体勢を解く。飛影はなぜ解くのかわからなかった。少し逆上って飛影が炎殺拳を繰り出そうとしてた頃、カービィと剣心の戦いもさらに白熱していた。

カービィ「飛天神剣流!龍巻閃!!」

剣心「ハッ!ああっ!」

カービィは遠心力を使った剣技、龍巻閃を繰り出す。剣心はいなすように流れに乗って受け流して距離を取る。

剣心「飛天神剣流!土龍閃!!」

カービィ「フッ!ハッ!」

ルキナ「すごい…岩を全部斬って捌いた」

剣心は地面の岩を使った唯一の遠距離技、土龍閃を繰り出す。しかし、カービィはそれを落ち着いて逆刃刀で岩を全て切り裂く。見た目のギャップが凄まじい。

剣心「これすら効かないでござるか」

カービィ「…ぽよ」

カービィと剣心は逆刃刀を鞘に納めて抜刀術の構えをしてそのまま動きを止める。

剣心(さて…どうしたものでござるか。カービィ殿の実力は拙者と差はないでござる)

剣心はカービィをどう制するか思案する。剣心自身気付いていないがまだ戦う気満々である。剣心らしくない。だからこそ、この終わり方は剣心自身にとっては喜ばしいものであった。

銀時「なのは!!」

突然なのはとフェイトの戦いを観戦してた銀時がなのはの名を叫んだ。そっちに顔を向けるとフェイトがバルディッシュをなのはの顔面近くに突き出していたからだ。
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