究極伝クロスゾーンスーパーZ

□第8話 交ざったおかげでいろいろとヤバくパワーアップしてるよ!それは物も同じ
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温泉での出来事からなのはの様子がおかしくなった。フェイトとの敗北と話を聞いてくれなかったことにより思い詰めたような事が増えた。親友であるアリサとすずかが聞こうとするがはぐらかされる。

アリサ「全くもう!何なのよなのはは!」

すずか「お、落ち着いてよアリサちゃん。でも、そうだよね。メリオ君、何か知らない?」

メリオ「う〜ん、僕もよくわからないけど何となくだけどわかるかな。でも、やっぱりなのはから言うまで我慢して待ったほうがいいかな。プライバシーに関わることかもしれないし」

アリサとすずかは休み時間にメリオを呼び出してなのはのことを話す。メリオはなのはがなぜああなったのかは知ってるからはぐらかすような物言いでごまかす。ちなみにリョウは一応分身体が学校に来ているがすぐにいなくなる。

アリサ「それは、そうだけどさぁ」

すずか「だけど、見た感じ話せるけど話しづらいって感じだったよ」

メリオ「……わかったよ。僕からそこはかとなく聞いて見るよ。けど、あんまり期待しないでね」

アリサ「えぇ」

すずか「うん」

話しが終わると同時に予鈴がなった。3人は急いで教室へと戻る。放課後になって皆が帰る時間、なのははアリサとすずかの誘いを断って1人で帰っていく。そのあとを追うようにリョウも1人で帰る。

メリオ「なのは」

なのは「あ…メリオ君」

メリオ「なのは、どうしたんだ?思い詰めたような顔をして。アリサとすずかが心配してたぞ」

なのは「うん。ごめんなさい」

メリオ「…あの娘、フェイトって娘の事だろ?」

なのは「うん」

なのははフェイトのことで頭がいっぱいになっていた。なぜジュエルシードを集めるのか?なぜ協力しないのか?なぜ敵対するのか?なぜ悟空達の仲間が一緒にいるのか?そんなことがばっかり浮かび上がる。話をしてほしい。なぜそうなったのかを。知りたい。教えてほしい。

メリオ「まあ悟空さん達の仲間は悪い人達じゃないから多分事情があると思うよ。話す時があるなら話してくれると思うし」

なのは「そうだけど…」

メリオ「フェイトって娘の印象を見たけどとても悪い娘には見えなかった。だから、ここは根気よく話すしかないよ」

なのは「メリオ君」

メリオ「銀さんだって同じことを言うよ。絶対に」

なのは「…ありがとうなの」

なのはの表情が少し明るくなった。それを見てメリオはホッとした表情になった。

メリオ「よかったよ。じゃあ明日はアリサとすずかに謝らないとね。2人とも心配してたから」

なのは「…うん!」

2人は話終えて別れる。なのはは家に帰って同じことを銀時に言う。メリオの言う通り、銀時も同じことを言った。それになのははさらに表情が明るくなり決意をした目になった。

なのは「銀さん…私、強くなりたい。多分、フェイトちゃんとはぶつからないと伝わらないと思うの。だから、負けないようにしたいの!」

銀時「…ふぅん、いいんじゃね?けどよ、俺なんかじゃ役にたたねえよ」

なのは「そんなことないの!銀さんに手伝ってくれるなら…」

少女でもなのはは恋する乙女。好きな人と一緒なら頑張れるのだ。銀時は少し渋ったがまあいいかと思った。

銀時「いいぜ。だが、俺は結構厳しいぜ。あとはリョウとかにな」

なのは「うん!」

こうしてなのはの強化が始まった。
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