究極伝クロスゾーンスーパーZ

□第9話 組織は基本上から目線が当然だが、目線を合わせたら意外と普通だったりします
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フェイトは、手にケーキを持ちながらぼ〜っとしていた。それは普段のフェイトらしからぬことである。いつもは思い詰めたような雰囲気なのに。

アルフ「フェイト?」

フェイト「ふぇっ?あ、アルフ。なに?」

アルフ「なに?じゃないよ。どうしたんだい昨日からぼ〜っとしすぎだよ?風邪かい?」

フェイト「うぅうん、風邪じゃないよ。ごめんアルフ。少し考え事してただけだから」

アルフ「もしかして…昨日のことかい?」

アルフに核心を付かれてフェイトは俯く。昨日、メリオとともにジュエルシードを封印した。その時、メリオからジュエルシードを貰う時に手を見てしまった。ボロボロの手、もし自分が掴んだらと思う。フェイトはメリオはもしかしたら自分のためと思ってしまう。

アルフ「やめときな。所詮アイツらは敵同士だ。甘いことを考えないほうがいいよ」

フェイト「うん…」

フェイトはアルフに言われて少し軽くなったがやはりシコりは残る。

シーザー「準備できたか?俺達も準備できたからそろそろ行こう」

フェイト「あ、うん。こっちもできたよ。ケーキも買ったし、母さん…喜ぶかな?」

そこにシーザーとベジータとサスケとサクラと飛影と蔵馬とゼルダとピーチ姫とアーシアがいた。他のメンバーは待機となっている。このメンバーの理由は後にわかるであろう。

アルフ「あの鬼婆が喜ぶかねぇ」

フェイト「アルフ、母さんをそんなふうに言ったらダメだよ」

ベジータ「ふん、どうでもいいがさっさといくぞ。俺様達もあのババァに用があるからな」

フェイト「う、うん…」

フェイトはベジータの高圧的な態度に言い返すこともできずにうなずく。フェイトとアルフはベジータと飛影の高圧的な態度が少し苦手である。

フェイト「それじゃあ、行こう。母さんのいる場所、時の庭園へ」

フェイト達は魔法陣から発する光に包まれて転移した。時の庭園に到着したフェイト達は母親、プレシア・テスサロッサのいる場所まで歩く。物々しい扉を開けるとそこには台座に座る妙齢の女性、プレシアが座っていた。アルフは会いたくないのか外で待機する。

フェイト「ただいま、母さん」

プレシア「ジュエルシードは?」

プレシアは挨拶もなしに本題に移る。それにシーザー達は眉をひそめる。フェイトも少し動揺するがすぐに持ち直して報告する。

フェイト「えと…これだけです。母さん…今日はケーキを買ってきたの。だから…」

プレシア「たったこれだけ?いったい何してたのフェイト」

フェイト「か、母さん…」

プレシアはフェイトのジュエルシード集めが上手くいってないのでイライラしてくる。フェイトはプレシアの一方的な物言いに何も言えない。そんなプレシアにシーザーなどは黙っていなかった。

シーザー「おいっ!いくら母親とはいえ限度があるぞ!」

プレシア「五月蠅いわね。たかが迷い込んだ風情が」

飛影「そうか、そこまで殺されたいか」

蔵馬「飛影…」

ベジータ「偉そうなことを言いやがって。キサマは大魔導師なんだろ?だったらレーダーとか作れんのか?聞いて呆れるぞ」

プレシア「そう…そこまで死にたいのね」

サクラ「なんで喧嘩腰になるのよ!」

サスケ「ほっとけサクラ」

プレシアと飛影とベジータのせいで険悪な雰囲気になる。だが、ベジータが鼻を鳴らすとその雰囲気は消える。

ベジータ「まあいい。キサマみたいな雑魚、殺すことなど容易い。それよりもキサマに話があってきたんだ」

シーザー「フェイト、君は先に出てくれ。大丈夫、ケーキはちゃんと渡すさ」

フェイト「…わかりました」

フェイトはシーザーにケーキを渡して部屋から出る。そして、こっから話し合いが始まった。
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