究極伝クロスゾーンスーパーZ

□第9話 組織は基本上から目線が当然だが、目線を合わせたら意外と普通だったりします
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それ以降、プレシアの雰囲気はフェイトの前では変わらないが、いない時は儚げで包容力のある雰囲気、母親としての表情がでるようになった。

プレシア「どうかしら?アリシアは?」

アーシア「…もう目を覚ましてもおかしくないです」

ゼルダ「このカプセルから出たら目を開けるわ」

プレシア「そう…よかったわ」

アリシアが仮死状態と知ったプレシアは目が覚めるくらいまで回復させてほしいと頼む。アーシアなど回復能力があるメンバーに回復させていつでも目が覚めるように準備させる。

シーザー「しかし、ほんとにそれでいいのか?」

プレシア「それしかないわ。私なんかと一緒にいたらあの娘の、フェイトのためにはならないわ。アルフだって私の事を嫌悪してるし、時間は必要よ」

ピーチ「その間は母親恋しさで悲しくなるわ」

プレシア「アナタ達の仲間ならアリシア達を悪いようにしないでしょ?大丈夫よ。ほとぼりが覚めたら必ず会いにいくわ」

ベジータ「ふん、最初とは大違いだな。少しは成長したか」

プレシア「アナタ達にああ言われて説教されたらそうなるわ」

当初プレシアは自ら死を選ぶ道を考えた。しかし、シーザー達の説得と説教により、しばしの別れをする道を選んだ。いずれは向き合うことになるのだ。死んで逃げるなど言語道断である。それをプレシアは悟ったのである。

プレシア「そろそろ管理局が来るわね。次のジュエルシードを発見したら間違なく接触するはず」

シーザー「わかっている。それまでフェイトとアルフは任せてもらおう」

プレシア「よろしく頼むわ」

シーザー達は部屋から出て、フェイトとアルフと合流。拠点のマンションに帰還する。次の日、ジュエルシードが発動した。ユーノが結界を作り被害を押さえる。暴走体はリョウ達によりあっさり鎮圧させられる。

新八「あっけなっ!!」

リョウ「ここまでくるとスムーズになるもんだ」
(さて、どうしたものか。できれば悟空さん達を管理局になぁ。絶対ろくでもないことが起こるに決まっている。そうことを運ばせるように)

リョウは1人思案する。彼は一度このリリカルの世界を体験している。だから管理局がどういう組織か理解している。ロストロギア級の物があったり魔法よりも強力な力もある。最悪、監視という侵略行為をする可能性がでてくる。できればそれだけは回避したい。

フェイト「前のようにするわけにはいかない」

なのは「うん」

リョウが考え事をしてる間になのはとフェイトが四度目の対峙をする。さすがに前の暴走があったので慎重になっている。しかし、2人に戦わないという選択肢はない。話し合いもできない。なら、戦うしかないのだから。

フェイト「いくよ」

なのは「うん!」

互いのデバイスを構えて佇む。一吹きの風が吹いた。止むのと同時になのはとフェイトは互いのデバイスをぶつけ合おうとしていた。

???「すまない。突然の割り込みに失礼するよ。君達が抑えて戦うのはわかっていたけど関係上止めさせてもらうよ。まずは自己紹介を、僕はクロノ・ハラオウン。時空管理局の執務官だ」

そこに現われたのは時空管理局と名乗る少年であった。
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