究極伝クロスゾーンスーパーZ
□第10話 甘党同士のぶつかり!それはともかくシリアスが続くからギャグつくるの大変だ
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なのは達はクロノ達と同行して次元航空艦アースラに登場する。転移魔法陣で移動するので初めての体験をする者は多い。ということは…
『『『おげえええええっ!!』』』
嘔吐するわけである。経験ある者や三半規管が異常に強い者は吐かない。
新八「ぎ、銀さん…さ、さすがに吐くのは、うぷっ!」
銀時「新八…てめえだって盛大に吐いただろ。言い逃れしてんじゃね、おえええええっ!」
神楽「てめっこの天パ!吐いてんじゃね、ぼええええええっ!」
新八「いや!神楽ちゃんもしっかり吐いてるからね!銀さんもなに平気に嘘ついてんですか!僕はまだ一回も吐いて!うぶっ!ぶええええええっ!」
特に万事屋はボケツッコミしながらも吐いている。エチケット袋が無いため床は嘔吐物で汚れる。吐いてない者達は銀さん達から距離を置く。
近藤「全く情けないぞ万事屋!俺達はそこまで酷くはなかったぞ!今ではこんなよゆっ、ごりりりりりりっ!」
新八「なにが酷くはないだ!どうみても変わってないだろ!つうかなんだその吐き声は!」
沖田「あ〜あ、近藤さんだめじゃないっすか。ちゃんと、エチケット袋を持たないと」
新八「アンタもかいいいっ!つうかもうそのエチケット袋の中身、ゲロ物でまんぱんになってるだろ!」
土方「たくっ、情けねえな。俺なんかマヨネーズのゲロ以外をゲロッちまってんのに、うぶえええええっ!」
新八「いやどうみてもマヨネーズのゲロ物しか吐いてませんから!つうかそれ全部マヨネーズかよおおっ!」
特に銀時の世界のメンツは酷い。ボケツッコミしながらも吐いて吐いて吐きまくる。ある意味感心すら抱くほど。
リョウ「まあ慣れてない奴等だとそうなるな。ま、しゃあないがな」
メリオ「あはは…そ、そろそろ先に進みましょう」
クロノ「………あ、ああ。そうだね。じゃあ君達にはバリアジャケットを解除してもらうよ」
リョウ達は銀時達を無視することにした。なのはとリョウとメリオはバリアジャケットを解除していつもの服装に戻す。
クロノ「君も元の姿に戻るといい。いつまでもそれでは困るだろ」
ユーノ「そういえばそうでしたね。タイミングがなかったから仕方なかったとはいえようやく元に戻れます」
クロノがユーノに戻るという言葉を聞いてなのはや知らない者達はどういうことなのかと疑問を抱く。なのはの肩に乗っていたユーノが降りる。すると、ユーノの身体が光り輝く。光は徐々に大きくなり人型の、それもなのはくらいの身長になる。光が消えるとそこには中性的な少年が姿を表した。
ユーノ「ふぅ、やっとこの姿に戻れたよ。やっぱりこっちが一番落ち着くよ。ん?どうしたのなのは。それにみなさん?」
なのは「ふ、ふええええ!!?」
『『『『はああああああ!!?』』』』
リョウ「ま、そうなるわな」
ユーノの元の姿に知らぬ者達は驚きの絶叫をあげる。まさかフェレットが人間になるなど思っていなかったからだ。
ユーノ「ちょ、ちょっと待って!なんでそんなに驚くの!?他の人達はともかくなのはには一回見せてるはずだよ!」
なのは「知らない知らない!私、ユーノ君が人間だったなんて知らないの!」
リョウ「はぁ…またフォローか。落ち着けユーノ。そもそも俺達が会った時は最初っからフェレットだったぞ。よく思い出してみろ」
ユーノ「……………ああっ!」
なのはの驚愕にユーノは慌てふためく。リョウはそんなユーノにフォローをいれる。どうやらユーノはもうすでに人間の時の姿を見せていたと思いこんでいたのだ。
ユーノ「そ、そういえばそうだったね。ご、ごめんなのは」
なのは「う、うん…」
2人の間に気まずい雰囲気が流れる。まさかユーノが男の子だったとは知らない者達には驚きしかない。
メリオ「そ、それにしてもよかったねユーノ君」
ユーノ「え?」
メリオ「だって温泉の時にもし女湯に入っていたら…」
ユーノ「あ…」
メリオの発言にユーノは青褪めてガクガク震える。そうである。もしあの時女湯に入っていたら今の正体を知ったら男達の目は冷めた目で見られて殺されてたかもしれない。
リョウ「ま、よかったな」
ユーノ「はい…」
クロノ「そろそろいいかい?艦長が待ってるから」
クロノの一声にみんながクロノに着いてくる。そこで今後のことが決まる。