究極伝クロスゾーンスーパーZ

□第11話 大災害は普通はパニックアクションだが超人達からすればなんでもないんだよな
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フェイト「くっ!うああっ!」

アルフ「フェイト…」

フェイトは大竜巻と化したジュエルシードと対峙し、アルフはただ見ているだけである。フェイトも海中にジュエルシードがあるのに気付いた。そして、無理矢理暴走させて封印をしようとする。しかしそれはフェイト自らのキャパシティーを超える方法でもうフェイトの魔力は残り少ない。そんなフェイトをアルフはただ歯痒く見てるだけでしかない。

なのは「フェイトちゃん!」

フェイト「!?」

アルフ「アンタらは!?」

そこに後方からフェイトの名を呼ぶ声が聞こえてきた。アルフが振り向くとそこにいたのはなのは達であった。アルフはなのはを見て激昂して接近して拳を振るおうと振り上げる。

アルフ「邪魔を、するなあああ!!」

ユーノ「なのは!」

アルフ「ッ!?」

ベジータ「チッ!このバカが。少し落ち着け」

アルフの拳がなのはの顔に当たる寸前にベジータが接近して拳を手のひらで受け止める。その後すぐにユーノがバインドでアルフの動きを封じる。

アルフ「ベ、ベジータ!?な、なんでアンタが!?」

ベジータ「相変わらず頭に血が上りやすい単細胞が。シーザーから言われてるだろ。使い魔だったら柔軟な思考を持てと」

アルフ「うぐっ…!」

ベジータ「まあいい。俺様達の目的はお前達の手伝いだ。邪魔をする気はない」

アルフ「…信用していいのかい?」

ベジータ「ふん…このままアレを放置してるわけにもいかん。小娘と小僧2人、さっさとフェイトの所に行け!」

リョウ「ああ、わかった。行くぞなのは、メリオ」

なのは「う、うん!」

メリオ「はい!」

ベジータ「ユーノだったな。貴様はこのバカをしばらく縛っておけ。バカやらせんようにな」

ユーノ「は、はい」

アルフ「バカバカ言うな!」

なのはとリョウとメリオはフェイトの所に向かう。フェイトはどうしたらいいのか困る。

フェイト「なに?」

なのは「フェイトちゃん!私達も手伝うの!1人じゃあ無理なの!」

フェイト「…ッ!」

メリオ「君に魔力を分け与えた。これでいいかい?」

リョウ「それじゃあ4人同時砲撃であの竜巻を黙らせるぞ!」

なのは「うん!」

メリオ「はい!」

フェイト「…わかった」

メリオはフェイトに魔力を分け与えて回復させる。リョウの作戦のごり押しに3人は返事する。なのは達は魔力を高めて砲撃を撃つ準備をする。

なのは「ディバイーン…!」
メリオ「雷帝の…!」
リョウ「ディバイン」
フェイト「サンダー…!」

なのは・リョウ「「バスター!!」」
メリオ「鉄鎚!!」
フェイト「レイジ!!」

なのは達の砲撃が竜巻に直撃して大爆発を起こす。竜巻は鎮圧されて六つのジュエルシードが出てくる。

なのは「えっと…6個あるから…」

リョウ「俺は必要ない。なのはとフェイトが封印しろ」

メリオ「そうだね。そもそも2人がメインだからね」

なのは「じゃあ…フェイトちゃん。半分ずつ封印しよ?」

フェイト「…うん」

なのはとフェイトは半分ずつ封印をすることにした。封印して互いに向き合う。リョウ達は少し離れた場所で2人を見守る。

なのは「フェイトちゃん…私、フェイトちゃんとお友達になりたいの!」

フェイト「…私は…」

なのはの問いにフェイトが答えようとする瞬間、雲行きが怪しくなった。それに感づいたリョウ達はいつでも飛び出せる準備をする。そしてそれは、突然やってきた。

フェイト「あ…はっ!」

なのは「ふぇ?きゃああっ!」

フェイト「ああっ!」

メリオ「2人とも!」

フェイト「母さん…アルフ!」

アルフ「わかったよ!」

フェイトがなのはに近付こうとした瞬間、間に割って入るように紫の雷鳴が落ちる。さらに回りにも雷鳴が落ちてなのはは驚く。メリオが一番早く動き出したが、フェイトとアルフは一足早くこの場を脱してしまった。なのは達は追うことができずに茫然としてしまった。ただ、リョウだけは別のことを考えていた。
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