創造神の誕生(後) ―魔法世界〜―
□第81話 強くなろう
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リョウSIDE
俺は数日内にレイアを発見して共に行動する。他のメンバーも茶々丸と探知で見つかった。ただ、他のメンバーはこれからこの荒波に慣れるため放置しといた。
アスナはともかく他は元は基本ただの学生だからな。学生気分でいたら困るからな。厳しくしとかないとな。まあそれはともかく俺はレイアだけでなくエヴァ達も連れて帝国の城に来ている。
そこで久し振りの再会をしようと思ってきた。あいつ絶対怒るな。今まで会わなかったしな。
「おいリョウ。なんで帝国のしかもこんな場所にいるんだ」
「ああ、久し振りの友達との再会をな。アスナやネギ達の修行に付き合ってたばかりに会ってなかったからな」
「…それって、女性ですか?」
「ん?んん…一応女性かな?いや、中身はあの頃のままかも」
「女性の確率は百%と」
あれ?女性だとわかったら3人とも空気が。地雷踏んじまったかも。と、とにかく面会しないと。今後のために。
俺の名を言うとすんなり入れた。当然だけどな。護衛と共に俺達はそいつの自室に入る。
「失礼する。テオドラ様」
「うむ、ご苦労。お主達は下がるがよい」
「「「「ハッ!」」」」
警備達は下がる。人の気配が無くなったのを確認するとテオドラがいつもの表情に戻る。
「久し振りだのぉリョウ!会いたかったぞ!」
「おっと、久し振りだなテオドラ。成長したな」
「当然じゃ!それにしても、なんで会いに来てくれなかったのじゃ!ずっと待っていたのじゃぞ!」
「すまん。アスナ達に修行をな」
やっぱりテオドラ怒ってたよ。まあ俺に会いたがってたからな。タカミチに聞いた時から覚悟はしてたし。ん?さっきから悪寒が。
「おいリョウ。この女は誰だ?」
「それはこちらのセリフじゃ!おいリョウ!こ奴等は誰じゃ!しかも女とは!」
「ああ…こいつらは」
その前にエヴァが前に出て手で制す。あ…これあかん。
「私の名はエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルだ」
「なぬっ!?あの闇の副音じゃと!」
「そして…リョウの妻じゃ////」
「なに顔を赤くしてシレッと嘘言ってんだエヴァ!」
「そうです!リョウさんは私の将来を約束された許婚なんです////」
「レイアまで!」
「初めまして、私は茶々丸と申します。リョウ様の愛人にしてメイドであります!」
「茶々丸!お前どうした!?ハカセに直してもらえ!」
「リョウ…この浮気者がああ!この正妻がいるにも関わらずまた女を!」
「テオドラもなに言ってる!そもそも結婚すらしてねえだろ!」
全員ない事ない事言ってんじゃねえよ!女恐えよ!とりあえず俺がエヴァ達を正確に紹介する。なんか疲れたわ。
「なるほど…こ奴がナギとアリカの双子の妹のほうか」
「ああ…事情は理解しただろ?」
「うむ、それにしても…やっかいなことに巻き込まれたの」
「とりあえずこれからのことをな」
「うむ、手伝えることがあるなやろう!」
よかった。テオドラの協力を得られた。その後、俺達はしばらくこの帝国で滞在することになった。その間に女達の争いがあったが無視した。無視させてほしい!マジで!