創造神の誕生(後) ―魔法世界〜―

□第84話 オスティアへ!
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のどかSIDE



「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」

「速くのどか!追い付かれるよ!」

「クソッ!まさかこんなことが!」

「泣き言を言う前に走るんだよ!」

私はあるギルドに拾われてともに行動をすることになりました。その人達はとても優しくて指名手配されてる私を受け入れてくれました。
その人達の協力の元、欲しかったマジックアイテムもゲットできました。これさえあれば、ネギ先生のお役に立てるはずです。
私達はオスティアに向かうことにしました。そこでネギ先生達と合流することになりましたから。近付いてきてもう少しで到着という時に、賞金稼ぎ、他のギルドの人達に襲われました。
私達は必死に逃げます。何とかオスティアに近付けばと。私はすぐさまネギ先生に救援の念話を送りました。

「あの小娘だ!絶対に捕らえろよ!」

「あんなガキだけで一億だぜ?軽い仕事だぜ!」

「これで俺達もしばらくは遊んで暮らせるぜ!」

「チッ!クソッタレ!ふざけやがって!」

「のどか!アンタだけでもオスティアに行きな!ここはあたし達がどうにかするよ!」

「相手は巨大なギルド!けど、一矢報いるくらいはできるさ!」

だ、だめです!私のせいで皆さんに!ここまでこれれば大丈夫です!皆さんは私と別れて逃げてください!

「そんなことできるわけないでしょ!私達は仲間なんだから!」

「それに俺達は君を本当の仲間の所まで送り届ける!ギルドとしてのプライドくらいあるさ!」

「で、でも…」

「喋りながら走るたあ!随分余裕があんなあてめえら!」

「安心しろよ!1人足りとも逃がしはしねえよ!」

「「「きゃああああああ!!」」」
「「うわああああああ!!」」

私達は魔法で吹き飛ばされました。みんな起き上がれなく苦しんでいる。私も何とか起き上がろうとするけど力が…

「さ〜て、これで一億ゲットだぜ」

「その前に少し楽しんでこうぜ。なかなか可愛い娘だぜ?」

「ぎゃははっ!てめえも好きだねえ!」

い、いや…助けて…ネギ先生!

「僕の生徒に何するんですか!!」

「「「「「「「ぐわああああ!!」」」」」」」

突然何かが舞い降りてきてギルド達を吹き飛ばしました。あ…ああっ!

「もう大丈夫ですよのどかさん。アナタの念話、確かに届きました」

「ネギ先生!」

私はネギ先生に抱き付きます!ネギ先生が助けに来てくれた。それが嬉しくて。ネギ先生も私の頭を撫でて落ち着かせます。

「何しやがるこのガキャアッ!」

「アンッ?よく見ると懸賞金のガキじゃねえか」

「ちょうどいいぜ。しめて二億、いや、全額俺達のもんだ!」

「「「「「「ヒャッハー!」」」」」」

ネ、ネギ先生!危ない!男達が一斉にネギ先生に襲いかかっていきます!

「大丈夫ですよのどかさん。すぐにすみます」

「げっ!」
「ぐっ!」
「がびっ!」
「ぎゃっ!」
「びゃぴっ!」
「おぼっ!」

え?え?なに?ネギ先生が一瞬で男達に近付いたと思ったらいきなり男達が小さな悲鳴を吹き飛ばされた。なにしたんですか?
私だけでなくお世話になった人達も呆然としてる。

「ぐぐっ!このガキャアッ!」

「アナタ達では僕には勝てません。おとなしく退いて帰ってください!」

「うぐっ!お、覚えてろよおおお!!」

「退け!退けえ!」

男達は逃げるように退いてくれました。た、助かったんだよね。

「のどかさん」

「ネギ先生…」

「よかったです。無事で」

「ネギ先生!」

私は人目も気にせずネギ先生に抱き付いた。いままで堪えてきたのが堪えきれずに涙まで流す。よかった。やっとネギ先生に会えた。ネギ先生…
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