宇宙最強は宇宙一のハーレム
□無印編
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とりあえず始まり方はこうなります
……んっ…んん…ふああ…もう朝か。そろそろ起きねえとな。オレの名は結城リト…9才だぞ。実はオレには前世がある。孫悟空またはカカロットと呼ばれてんだ。サイヤ人っつう宇宙人で強い奴等と戦ってきたんだぞ。最後の敵、超一神龍との激闘を最後にオレは神龍と共に何処かへと飛び立った。んで、気付いたら転生っつうものをして結城リトって名になっちまった。まあオレは別に不満もねえけどな。ただ、言葉遣いが標準語になっちまったくらいかな。戦いに熱が入ると前世の言葉遣いになっちまうけど。それにしても、まさかまた子供に戻っちまうなんてな。まあ今度は正真正銘の子供だけど慣れちまったしな。あと、前世にはなかった親と妹っつうのができて少し楽しいかな?おっと…早く下りねえと飯が食えなくなっちまう!
「おうリト!おはよう!」
「リト、おはよう」
「オッス!じゃなくておはよう親父に母ちゃん」
「ガハハッ!そのままで言いっつうのに!」
「ほんとほんと!」
大漁と書かれた鉢巻きをした親父の名は結城才培でサングラスを頭に掛けた母ちゃんの名は結城林檎。親父は人気漫画家で母ちゃんはファッションデザイナー。オレにはよくわかんねえけど大変なんだよな。
「ふわぁ〜…おはようおとうさんおかあさん!リト!」
「おう美柑!」
「おはよう美柑」
「おうおはよう美柑。朝から元気いっぱいだな」
「えへへ〜!」
今リビングに入ってきたのは妹の結城美柑。初めての妹でオレは嬉しいぞ。五才も歳が放れてるのにとてもしっかりしてるぞ。
「ささ、2人とも早く朝ご飯を食べなさい」
「「は〜い!いただきます!」」
朝ご飯はベーコンと半熟たまご焼きと食パンと一般的。だけどオレのは一般のより量が多めだぞ。オレってば悟空じゃないのにサイヤ人の血が流れていてよく食べるんだ。両親は宇宙人の血はないのに。
「ごちそうさまでした」
「おにいちゃんはやい!」
「さすがに速いなリト!」
「ふふふ…!」
ふぅ〜食った食った。そろそろ学校に行かねえとな。勉強は苦手だけど友だちが待ってんからなぁ。服に着替えた。歯みがきもした。準備よしだぞ!
「んじゃ!行ってきま〜す!」
「「いってらっしゃ〜い!」」
「いってらっしゃ〜い!おにいちゃん!」
いつもの登校への道を歩いていろんな人達と挨拶する。そして十分後、オレの通う学校、海鳴小学校に到着した。海鳴小学校…この海鳴市に幾つかある小学校の一つ。海鳴市には小中高とエスカレーター式の学校もあるけどそこは結構頭がいい子達じゃねえと通えないんだよな。オレ頭よくねえから。ま、ここも結構頭がよいんだけどオレでも大丈夫なんだよな。オレは教室の3―4に足を運ぶ。