創造神の誕生(前) ―U―

□第40話 ダンゾウ退場
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シスイさん本人から聞いた。シスイの右目はダンゾウに奪われた事を。あの時はダンゾウに憎しみを持っていた。しかし…俺は里の為に、心を殺して憎しみを消して一族を殺した。
そして今…俺に憎しみがないとはない。多少なりとも憎しみを持っている。しかし…ダンゾウも里の為にシスイさんの目を奪ったのだ。
自ら憎しみを一身に背負う覚悟で。ダンゾウは逃げようとしている。

「まだ死ぬなよダンゾウ。お前の写輪眼をこの俺がいただく!」

「マダラ!そんなに欲しければくれてやる!だが…きさまの命を代償にな!」

ダンゾウは服を脱ぎ捨て上半身が露になる。ダンゾウの体に何かの術式がかかれていた。これは…

「あれは…裏四象封印!ダンゾウの奴、マダラを道連れにする気だ」

道連れ…ダンゾウから半径数mはある黒い球体が近くにあるものを吸い込んでいく。マダラはその前に逃げる。それが消え…ダンゾウの死体が現れた。
それが…ダンゾウの最後だった。



リョウSIDE



ダンゾウは自らの命でマダラを殺そうとしたが、失敗に終わった。だが…おかげでマダラの正体が少し見えてきた。
俺はダンゾウの顔に起爆札付きクナイを投げて、ダンゾウの顔を消し飛ばした。

「貴様ァ!よくも…!」

「マダラ…これでダンゾウの写輪眼は取れない。なんせ…消し飛ばしたからな」

「おのれぇ!!」

マダラがダンゾウの写輪眼を奪おうとするが、その前に俺が消した。これで…む?ゼツか…

「トビ…ココハ引クゾ」

「…創神リョウ!…キサマは必ず殺す!必ずな!!」

2人は消え去った。ふぅ…これでダンゾウは死んだ。そしてマダラ対策ができた。さて…里に帰るぞ。

「「ああ」」

俺達は里に帰還した。
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