創造神の誕生(前) ―U―

□第41話 鬼鮫爆散
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「こいつらとはひどいな。僕達は火影様から頼まれて君達の護衛さ」

「ヤマトの言う通り!このガイがいるんだ!大船な乗ったつもりでいたまえ!!」

(いらんぞ。護衛なんて…綱手め)

そう…こいつらとはヤマト隊長と激眉だってばよ。リョウの言う通り、ばあちゃん…護衛いらないってばよ。

「む…ついたな」

そんな話をしているとビーのおっちゃんがいる島に着いたってばよ!



イタチSIDE



八尾の人柱力、ビーがいる島に着いた。オレ達はリョウのあとを追う。その途中にたくさんの動物に会う。

「ここは動物が多いな」

「しかも…みんなデカい」

「ああ。ここはそういう場所だからな」

進むと…目の前に滝があり…滝の前に雷影に似た男が座って何か書いている。

「ビーのおっちゃん!」

「!よう!九尾の坊主、久し振りだってばよー!」

「おう!」

この男がビーか。なるほど…確かにラップがヘタだな。リョウとナルトがビーと話をしている。その最中にオレはすぐ近くに置いてある鬼鮫の大活性、鮫肌がある。
オレはそれを写輪眼で見る。…やはり。リョウの勘が当たったか。

「…リョウ」

「なんだ?」

「お前の予想は正しかった。コイツの中に鬼鮫がいる」

「なんだと!?」

「どういう事だ?」

オレは元暁だ。ゼツという奴がいる。そいつが鬼鮫に化けてわざと殺される。鬼鮫自身は鮫肌に隠れて忍連合の情報を手にいれようとしたんだろう。
オレはわかっていない奴等に説明をする。

「なるほど。で、どうするんだ?」

「引きずり出すまでだ。もしくは鮫肌を破壊するだけだ」

「その必要はありません」

すると、鮫肌の中から鬼鮫が出てきた。

「久し振りだな。鬼鮫」

「久し振りですねイタチさん。アナタがまさか裏切るなんてね」

悪いが、オレは最初からリョウの仲間で戦友だ。暁に…マダラの仲間になったわけじゃない。

「そうですか…まあいいです。バレてしまった上に私の目的も知られてしまいましたね。本来ならアナタ方を始末するんですが…圧倒的に数では不利。ですので…ここは逃げさせてもらい…」

「悪いが、貴様を逃がす気は…ない!」

リョウは鬼鮫の腕を掴み、移動した。

「僕達も追いましょう!」

「おう!」

「その必要は無い」

「「なに!?」」

「リョウは強い。たとえ奴が姑息な手を使ってもリョウが負ける事はありえない」

「そうだってばよ!」

リョウ…頼むぞ。



リョウSIDE



俺は鬼鮫の腕を掴んで近くにある湖まで跳ぶ。湖まで跳んだ俺は鬼鮫を湖に放り投げて落とした。

「…やってくれますね。アナタは!」

「鬼鮫…貴様に借りを増やす気はない。今、ここで始末する!」

「いいでしょう!私もアナタを全力で仕留めさせてもらいます!!」

できるもんなら…やってみな!俺は接近してドタマにかかと落としで奴を叩き込んだ。水飛沫が舞う。鬼鮫は沈む。……上がってこないな。
…!足首を掴まれて水中に引きずり込まれた。なるほど…奴の得意場所で殺る気だな。

(いくらアナタが強くても…水中なら私のほうが有利です!)

確かに…普通の忍なら奴に殺されるだろう。だが!

(もらいました!)

甘いな。

(な、なにぃ!?ガハッ!グアアア!!)

鬼鮫の攻撃を躱して逆にカウンターをしてパンチとキックの連続コンボを食らわす。俺は水中戦闘位、修業している。
さらに連続攻撃を続ける。鬼鮫はボコボコにされる。

(フッ!)

(!?)

(ウオラアアァ!)

奴を殴り飛ばし、右足首を掴んでジャイアントスイングで水上に…上空に投げ飛ばした。

「ぐっ…これはヤバいですね。ここは逃げ…」

俺は体を鬼鮫に向けて、気を高める。両腕を左右に広げる。そして、両腕を真ん中で合わせて突出す。両手に気を集中する。
これで…終わりだ!

(ファイナル・フラーッシュ!!!)

「んなっ!?ぐわあああぁぁぁ!!」

俺はゆっくり水中から出る。ファイナル・フラッシュが当たり、鬼鮫は爆発した。これで鬼鮫は死んだ。俺はナルト達のいる所に戻る。

「リョウ!」

「リョウ…鬼鮫は…?」

「死んだ」

「そうか…さっきの爆発は奴の死んだ瞬間の…」

「さっきの光線みたいなものを出したのはリョウ…君なのか?」

ああ…ん?ほぅ…

「いったい今のは?」

「そんな事より…急いで五影達に会いに戻るぞ」
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