創造神の誕生(前) ―Ⅱ―
□第48話 武田･上杉同盟
2ﾍﾟｰｼﾞ/3ﾍﾟｰｼﾞ
競り勝ち、幸村は少し吹っ飛ぶ。今だ！幸村が弾き跳ばした隙に接近する。
｢XーBOLT！！｣
｢うおあああ！｣
突進技でダメージを与えて隙無く構える。
｢ぬぐぐ…｣
｢そこまでじゃ！｣
｢お館様！？｣
｢…｣
俺は力を抜いて刀をしまう。
｢な…何故なのですか？お館様…まだ勝負は…｣
｢もう勝負はついておる。時に幸村…リョウ殿から何か感じなかったか？｣
｢はっ！リョウ殿から民を守りたいと強い思い、意志が伝わったでござる！｣
｢では…幸村よ｣
｢はっ！リョウ殿！これからよろしく頼むでござる！！｣
｢ああ。こちらこそよろしく頼む｣
俺と幸村は握手をする。
｢幸村よ…これからはリョウと共に精進するのじゃ！｣
｢はっ！お館様！｣
まさか…
｢幸村ぁぁ！！｣
｢グフゥ！お館様ぁぁ！！｣
｢ぐああ！幸ぃぃ村ぁぁ！！｣
｢ぐばあ！お館ぁぁ様ぁぁ！！｣
｢がああ！ゆぅきぃむぅらぁぁ！！｣
｢ぎばああ！おぅやぁかぁたぁさぁまぁぁ！！｣
………殴り愛か。(汗)…と、ともあれこれで武田との同盟がづきた。他はどうなってるかな？
リョウ(分身体2)SIDE
｢はあああっ！｣
｢おおおおっ！｣
こちら分身体2…春日城に着くなりいきなりかすがに攻撃を受け、しかも話を聞かない。軍神上杉謙信が現れ、攻撃を止めてくれて…話を聞いてくれた。
同盟を結んではくれたが…何故か今、上杉謙信と勝負している。何故？
｢なあ…謙信公。何故俺はアンタと戦わなければならないんだ？
｢それは…わたくしがあなたとたたかいたいからです｣
いやいや…意味がわからん！
｢それに…これはそなたのおもい、しんねん、いしをしるためのしょうぶです！｣
…なるほど。
｢わかった。そこまで言うなら…俺の思い、信念、意志をこの刀に込める！行くぞ！謙信公！！｣
｢ええ…いざ！！｣
｢らあああ！！｣
｢はあああ！！｣
………結果、引き分けに終わり。上杉との同盟を結んだ。
｢アイツ！謙信様と楽しく勝負するとは…｣(怒)
かすがの呟きは聞かなかったことにした。