創造神の誕生(前) ―U―

□第56話 征天魔王織田信長
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斬撃を繰り返して。信長の剣をジャンプで躱して、剣で信長のマントを切り裂く。切り裂かれたマントは風に乗って飛んでいった。

「貴様ぁぁ!よくも余のマントをぉぉ!」

「ふん!これで貴様の武器はその剣一つだけになった」

「うつけが!それで勝ったつもりか!」

「それは…これからだ!」

俺と信長は凄まじい剣劇をする!互いに隙をうかがう。

「でぃぃやああ!!」

「!…ハッ!」

「ぬぅ!」

「らああ!!」

「ぬううぅ!」

信長の強烈な振り下ろしを躱して、カウンターを食らわす。さらに連続斬りをする。耐えきれなかったのか…信長は上の信長の部屋に跳び上がる。

「ぐぅぅ!」

かなり堪えたようだ。ん?政宗と幸村が両隣りにくる。

「回復したのか」

「ああ…おかげ様でな!」

「リョウ殿!凄いでござる!あの魔王織田信長をここまでやるとは!」

「まあな。さあ…トドメといこうぜ!」

「OK!」
「おう!」

「我は第六天魔王!貴様ら愚者共に負けぬぅ!!」

魔王の覇気が跳ね上がった。だが…俺達も負けじと覇気を最大まで上げる!

「奥州筆頭伊達政宗!推して参る!!」

「天ッ覇ッ絶ッ槍ッ!!真田幸村!!参る!!!」

「創神リョウ!貴様を殺す!!」

いくぜ!これで決める!!

「Seyaaaa!!!」
「はああああ!!!」
「おおおお!!」

同時に上空に飛び、落下スピードが合わさった攻撃を信長目掛けてぶつかる。俺の剣と政宗の六爪流と幸村の槍が、信長の剣とぶつかりあう!
3人の力を合わせても互角とは…さすがは第六天魔王だ。だが…俺達は負けるわけにはいかない!絶対に…勝つ!

「Haaaaaa!!!」
「うおおおお!!!」
「はああああ!!!」
「かああああ!!!」

「「「はあああああああ!!!!!」」」

「ぬぁああああ!!」

信長の剣は折れ、俺達3人の武器が信長を切り裂いた!はぁ…はぁ…はぁ…殺ったか?

「……我は…征…天…魔王…織田…信…長ぞ…是非も…なぁしぃ……」

……やった。魔王織田信長を倒したぞ。ふぅ…さすがに手強かったぜ。

『『『『『『うおおおおぉぉぉ!!!』』』』』』

地上にいる兵達から喝采を受ける。これで魔王との戦いは終わった。………1時間後、全軍は富嶽に乗り治療をしている。
負傷者は約8万、死者は約3万…まさに激戦の後という感じだな。さて…安土城を破壊するか。

「これで安土城と魔王も終わりだ」

俺は富嶽の先端に立つ。右手に気を集中する。これで終わりだ!

「ファイナルシャインアターック!!!」

この一撃で安土城と信長は完全に消滅した。

「おいリョウ!てめえ、そんな技があったなんて!なんで最初っからしなかったんだよ!」

「元親の言う通りだぜ!なんでなんだよ!」

元親と慶次が聞いてくる。

「悪いな。元親と慶次。これは結構、気を使うんだ。だからあんまり多用できないんだ」

「「なるほど」」

悪いな2人共。実は多用できるしそんなに気を使わない。この世界はこの世界の奴等にやらさなきゃならない。俺はその手助けくらいだ。
…それから1時間後、政宗達はそれぞれの領地に帰る。もちろん再戦や勝負の約束をする。さあて…俺はどうしようかな。
とりあえず…最北端のいつきの村に一旦帰るか。これで…俺の覇王と魔王を倒す計画は終わった。ちなみに大阪城は富嶽の砲撃で廃墟寸前になっているので修復は不可能だ。
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