創造神の誕生(後)
□なのは編 第4話 原作開始
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すると聞いた事がある声が聞こえてきたと同時に黒い弾が三つの黒い物体を撃ち飛ばしたの!いったい誰?
「大丈夫か?なのは」
わたしの横に誰かが降り立ったの。月に照らされてその姿がわかったの!わたしの大好きな人、リョウ君だったの!
3人称SIDE
リョウはバリアジャケットを装着し、右手に杖を持ってなのはの横に着地する。。突然の登場になのはは喜び、フェレットは驚く。
「リョウ君!」
「ようなのは」
「どうしてここに?っていうかリョウ君も?」
「まあな。ここに来たのは念話が聞こえてきてな」
リョウとなのはは忙しいのにほのぼのとした雰囲気になっていた。
「君は…いったい」
「ん?お前か。俺の頭ん中に勝手に念話を送ってきた奴は。まさかフェレットが喋るとはな」
「は、はいそうです。あなたも魔導師なのですか?」
「ああ。っとそんな会話をしてる場合じゃないな」
前方を見ると、三つの黒い物体が今にも襲いかかりそうで臨戦態勢を取っている。その内の一体が襲いかかってきた。
「遅い」
〔ショット〕
リョウは杖から魔力弾を撃ち吹き飛ばす。
「すごい…」
「ふえええっ!」
「おいフェレット!どうすればいいんだ?」
「あ…えっと、そいつらは倒せないんだ。封印するしか手がない」
「封印か。俺のデバイスにはそんな都合のいいもんはない。となると」
「ふぇ?わ、わたし?」
「頼むぞなのは!」
「うん!」
リョウは黒い物体が倒せないと理解して、どうすればいいのかフェレットに聞く。フェレットが言うには封印するしかないらしい。
しかもそれが出来るのはなのはだけらしい。なのはは困惑するが、リョウに頼まれてあっさり了承する。
「それでどうすればいいの?」
「念じるんだ。そうすれば心から呪文ができる」
「う、うん」
「なら、その間に俺はこいつらの相手でもしておいてやるか」
なのはが目を閉じている間にリョウは3体の黒い物体と交戦する。リョウは防御魔法と魔力弾の二つで翻弄する。その光景にフェレットは驚く。
自身がてこずっていた黒い物体をあんなにあっさり翻弄した事に。その光景になのはは封印呪文ができた。
〔封印呪文か。バサラ、呪文を記録し覚えろよ〕
〔了解さました〕
なのはは呪文を唱える。
「リリカルマジカル!ジュエルシード、シリアル21!封印!」
〔マスター。封印呪文を記録しました。ところでマスターもあんな風にクルクル回って唱えますか?〕
〔アホか。んな恥ずかしい事するか。普通でいい。普通で〕
なのはは青い宝石、ジュエルシードを封印した。封印を確認したフェレットは倒れた。
「あ、あの…大丈夫ですか?」
「おいなのは」
「はい?」
「そんな郵貯にここにいたら…マズいぞ」
リョウに言われてなのは周りを見渡す。電柱は折れ地面は抉られたりと、ヒドい惨状だった。それを知り、なのはは慌て始める。
「あの…えと…ご、ごめんなさ〜いッ!!」
なのはは急いでこの場から逃げ出した。リョウもなのはの後を追いかける。ただ、しっかり補助魔法を掛けて修理をしてから。
リョウとなのははフェレットを連れて公園まで逃げて休憩する。リョウは息を乱さず、なのはは息を乱し少し汗を掻いている。
「ハァ…ハァ…大丈夫?」
「この場合はなのはだろう。まあいいか」
「うん。もう大丈夫だよ」
フェレットは包帯を外す。ケガは完治している。なにが起こったのか説明をしたかったが、夜遅いのでまた明日にする事になった。
フェレットをどうするか迷ったがなのはの家に泊める事になった。
「自己紹介をしてなかったね。僕は【ユーノ・スクライア】です」
「わたしは高町なのは。小学3年生です」
「創神リョウだ。なのはと同い年だ。そしてこいつが俺の相棒(デバイス)の」
〔バサラでし〕
互いに自己紹介をする。なのはとユーノはリョウの左手首のブレスレッドがデバイスだとは思わなかった。互いに自己紹介を済ませ、なのはとリョウは別れた。
リョウは原作が始まったなと思いながら今後の事を考えながら家に帰った。とうとう原作が始まった。はたしてどうなるやら。