創造神の誕生(後)

□なのは編 第6話 いざ温泉へ
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「おい!そこの姉ちゃん。なに俺のダチにガン付けてんだ。業務員を呼ぶぞ」

「あ…な、なんだい!?」
(な、なんでリョウがここにいるんだい!)

アルフの奴、俺を見てびっくりしてやがる。俺は知らない事になってるから誤魔化しができる。アルフは大慌てだ。

「あはは…!それは済まないね。あたしの勘違いだったよ!」

アリサがぶつくさ文句を言ったが、すずかが諫める。

〔そこのお嬢さん〕

〔〔!?〕〕
〔…〕

〔今のところは挨拶だけね。忠告しとくよ。子供はいい子にしてお家で遊んでなさいね。お痛が過ぎるとガブッといくよ〕

念話で警告か。しかし…原作を見て思ったんだがアルフってバカなのか?

〔最初っから念話で警告するばいいのにガン付けするなんて頭が悪いのでしょうか〕

〔それを言うなら警告もせず無視すればよかったものを…ここにジュエルシードがありますよと教えたようなものだ〕

〔間抜けすぎますね〕

言ってやるなよバサラ。



フェイトSIDE



私は旅館から少し離れた森の中にいる。この近くにジュエルシードがある。アルフは旅館に行って温泉に浸かっているはずだ。

「フェイトー!」

「アルフ」

「さっき旅館内であの白い魔導師の嬢ちゃんに会ったよ」

!やっぱりいたんだ。

「警告はしといたけど、来るだろうね。けどフェイトには敵わないさ!」

そう…あれ?アルフどうしたんだろう?俯いて…

「それと…ちょっと言いずらいんだけど…」



「さっき白い魔導師の嬢ちゃんに警告をした時にな…リョウがいたんだ」

!?リョウが!?どういう事?なんでリョウが?そういえばリョウは家族と友人達と一緒に旅館に行くと言ってた。
まさかここだとは思わなかった。しかも白い魔導師の子と一緒だなんて…ズキッ。?なにこの胸の痛みは?わからない。
なんだろう…あの白い魔導師の子が一緒にいると胸が痛みだして苦しい。今度、ヒナタさんに教えてもらおうかな。



リョウSIDE



夕飯の時間になり、飯を食うのだが両隣がアリサとすずかになっている。しかも何故かア〜ンされてるからものすごい精神がガリガリ削られる。
しかも、その光景をなのはが恨めしそうに見てるし勘弁してくれ。食い終わったらまた温泉に1人で入ってのんびりできて癒しになった。
睡眠の時間になって寝る事になったのだが…

「どういう順番で眠るよ。俺は一番端がいい。だからあとはお前達で決めろ」

そう言い、俺はさっさと端のほうに布団を敷き眠る準備をする。数分後、決まったようで窓側から俺、すずか、アリサ、なのはの順になった。
電球を消して眠る。1時間経った…………!この魔力は…

〔マスター!ジュエルシードの反応が…〕

〔ああ〕

〔行きますか?〕

〔いや、なのはが起きて行く事になったら行くか〕

〔了解〕

俺はなのはが起きるまで寝る。ユーノがなのはを起こそうと念話で必死に話し掛ける。なのはが起きて気付いたようだ。

〔リョウ君!〕

〔気付いているし起きてる〕

2人を起こさないように起き上がり旅館から離れた。森の中を歩く途中に俺は足を止める。

「なのは。悪いが俺はここで待たせてもらう」

「え?どうして?」

「ここで仲間がいるとわかれば厄介な事になりそうな予感がする。それにこれはなのはの問題だ。なのはが解決すべきだ」

もっともらしい理由を言うが一番の理由はフェイトに会いたくないためだ。フェイトにはまだ俺が魔導師だとバレたくないからな。
なのはには悪いが、俺はいかない。

「…わかったの。1人で頑張ってくるの!」

そう言ってなのはは肩に乗っているユーノを連れてフェイトのいる場所まで行った。俺は少し離れた場所でその様子を見る。

「それを、ジュエルシードをどうする気だ!?それは危険な代物なんだ!」

「さぁね。答える理由は見当たらないよ。それにあたしは親切に言ったよね?良い子にしてないとガブッといくよって…」

ユーノが聞こうとするが、2人は答えない。代わりにアルフが人型から狼型に変わる。それ以前にアルフが警告したせいにこうなったっていうのに気付かないのかい。
アルフが使い魔だと気付いたユーノがなのはに使い魔とはなにか答える。

「あの…話し合いで何とかできないかな?」

なのはがフェイトに話し掛ける。なのはにしてみれば同じジュエルシードを封印し集める者同士だ。一緒に協力したいと思っているだろう。
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