創造神の誕生(後)
□なのは編 第7話 鍛えようなのは!フェイトにバレる
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教えがいがあるからはなのはどんどん吸収していってマスターしていく。さすがはなのは、才能がデカい僅か三日で一通りの基礎を覚えた。
残っているのは基礎棒術や格闘術、そして応用だな。応用は問題ないんだが、近接武術はあんまり伸びない。
頑張ってくれよ!
ユーノSIDE
リョウがなのはの訓練を行なって三日が経った。はっきり言ってなのははかなり成長している。リョウの訓練は基礎から応用まで多用だ。
リョウがこれ程とは予想外だ。あの黒い魔導師を相手にしても圧倒するだろう。なんでなのはにやらせるんだ?
「これはなのはの問題だ。俺がやっても何の解決にもならない」
僕にはわからないけどリョウが言うならそうなんだろうな。僕はそんなのはの特訓を見守る。
「今日の訓練はここまで」
「あ…ありがとうございます」
「回復さしてやるからジッとしてろよ」
「うん」
僕も手伝う。まさか回復までできるなんて。しかも僕の知らない回復魔法で。回復を完了させ結界を解き帰ろうと歩いていると。
「「「!」」」
「この反応は!」
「ジュエルシードだな。という事はそのフェイトがいるはずだ」
「なのは!リョウ!」
「うん!」
「行くぞ」
リョウSIDE
ジュエルシードの反応が現れ、ユーノが結界を張る。到着するとフェイトとアルフがいた。俺は近くのビルの谷間に隠れる。
バレると面倒だからな。なのはとフェイトが対面する。
「わたしは高町なのは!小学3年生!わたしは戦いにきたわけではないの!」
まずは話し合いか。だが…現実フェイトは話を聞かないぞ。アルフとかが邪魔するからな。
「わたし、フェイトちゃんがなにを目的でジュエルシードを集めているのかわからない。けど…もしかしたら手伝えるかもしれない!教えてほしいの!わたしは悲しみを増やしたくないから!」
「私は…」
「フェイト!こんな奴に何も話す事なんて無いよ!あたし達には使命があるんだ!ぬくぬくと育ってかたこんなガキにわかるものか!」
ぬくぬくね…なのはの事を何も知らないからそんな台詞がでるんだ。もっとも、なのはもフェイトの事を知らないからな。
そんなこんなのうちにバトルが始まった。ユーノとアルフの戦い、なのはとフェイトの戦いが始まった。ユーノ対アルフはアルフのほうが上。
まあ…ユーノは修行してないからな。なのは対フェイトの対決は互角の戦いを繰り広げている。かなり頑張ったからな…なのはは。
フェイトもなのはのいきなりの急成長ぶりに驚きを隠せないようだ。しかし…さすがはフェイト。落ち着いて対処している。
この勝負はわからないな。2人のデバイスがぶつかりあう。
「「きゃあああ!」」
!!しまった!近くにジュエルシードがあったのを忘れていた!このままだと次元震が…それに確かこのあとフェイトが!
不味い!俺は強烈な青白い光を輝かせるジュエルシードまで飛ぶ!
なのはSIDE
フェイトちゃんと戦い、デバイスがぶつかった瞬間…ジュエルシードがいきなり強烈に輝きだしたの!わたしとフェイトちゃんはジュエルシードの光に吹き飛ばされたの。
何々?いったいなにが起こったの?なんでジュエルシードが?
「おそらくなのはとあの子の魔力のぶつかったジュエルシードの波長があって暴走したんだと思う!」
隣りにユーノ君が現れ、現状を分析するの。って暴走!?もしこのまま起こったらどうなるの!?
「このまま増大したらこの町一つを跡形も無く消すかもしれない!最悪次元震が起こってしまう!」
そんな!どうしたらいいの!?
「ジュエルシードを封印するしかない!だけどその為にはあの暴走を止めなきゃならない!」
止めるってどうやって……あ、フェイトちゃん。
「まさか…あの子、ジュエルシードを!無理だ!今の彼女では不可能だ!なのはとの戦いで消費してるのに!」
そんな!フェイトちゃん!わたしはフェイトちゃんに近付こうとする。
「……ここは俺に任せろ」
フェイトちゃんがジュエルシードを掴もうとする前にいつの間にか現れたリョウ君がフェイトちゃんの腕を掴んだの!
「フンッ」
リョウ君はフェイトちゃんを後方に投げる。フェイトちゃんをアルフさんがしっかり掴むの。
「フェイト!」
「大丈夫…どうしてリョウがここに?」
「あいつがなんでここに!あいつ、魔導師だったのか!あの時は何にも感じなかったのに!」
「どうして?」