番外編
□絶望の未来に反抗した超戦士
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俺はズボンのポケットから仙豆を取り出す。
「仙豆だ。食え」
仙豆を食わせる。傷がみるみる治っていき、体力も回復する。目をパッと開き、立ち上がる。
「…どうして仙豆を?…」
「まあ、作ったからな」
「つ、作った!?」
「ああ。まあな」
さすがに仙豆を作ったなんてびっくりするよな。まあいいや、とにかく。
「とりあえず、勝負は俺の勝ちだな」
「あ、ああ。それにしても…リョウは強いな」
まあ、かなり修業したからな」
とりあえず少し談笑し、さて会わせるか。どんな反応をするかな?
「ちょっと待っててくれ。お前に会わせたい奴がいる。すぐに連れてくる」
「ああ。そいいやそうだったな。わかった」
俺は自分の世界に飛んで奴を探す。…数分後、見付けてバトルフィールドにそいつを連れてくる。
「なんだよいったい?会わせたい奴ってなんなんだ」
「いいから」
「!?…と、父さん!」
悟飯SIDE
父さん!?いや、違う。確かにそっくりだが、誰なんだ?
「おいリョウ。コイツは何者なんだ?サイヤ人だというのはわかるが…」
「リョウ。教えてくれ。父さんにそっくりなこの男は?」
「…バーダック。コイツはお前の孫だ」
「な!なんだと!?」
「そして悟飯。コイツの名はバーダック。お前の爺さんだ」
「え!?」
お、お爺ちゃん!?つまり、父さんの父さん!まさか…
「サイヤ人はな顔のタイプが少ないんだ。特に下級戦士タイプはな。だから悟飯、バーダックが悟空に似ているのは当たり前だ」
な、なるほど。
「おい」
「は、はい」
「お前、本当にあのカカロットの餓鬼か?」
カカロット?…ああ、確かベジータさんが父さんの事をそう呼んでいたっけ。
「はい。俺はカカロット…いや、孫悟空の息子です」
「…ふっ、そうか。はは、それにしても驚いたな。あのたった戦闘力2のクソ餓鬼にこんな餓鬼ができてたなんてな」
「えっと…バーダック…さんでいいのかな。いったいどうしてここに?」
「へっ…好きに呼びな。おめえと同じ理由でな。今ではコイツの仲間って事さ。んでリョウ、おめえいったい何考えてやがる」
そうだ!リョウはいったい何を考えて俺とお爺ちゃんを会わせたんだ?
「何、簡単な事だ。バーダック、悪いが悟飯を鍛えてやってくれないか?」
「何?」
えっ!どういう事だ?
「もちろん、俺も手伝うさ。でも、こういうのは、同じサイヤ人同士のほうがいいだろう」
「…確かにな」
「頼む!」
「…いいぜ。てめえの頼みだからな。やってやるか。ただし!後で俺と勝負しろよ!」
「ああ。わかった。とりあえずサンキューな」
「ふん!」
という事た…
「つうわけでカカロットの息子、てめえは俺が鍛える事になった。わかったな」
「は、はい!よろしくお願いします!」
「あ、ああ」
「それと、俺はカカロットの息子じゃありません。孫悟飯って名があります。悟飯って呼んでください「
「ああ…わかったぜ悟飯」
こうして、俺はバーダックとリョウに鍛えられる事になった。数ヶ月後には超サイヤ人2に、数年後には超サイヤ人3になった。
リョウとバーダックの戦いもみた。ものすごい戦いだっ。それだけは記しておこう。
・・・孫悟飯が仲間になった!・・・