番外編

□つよきすな世界
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伝えた生徒もポカンッとしてたがすぐに覚め後を追う。







煙が消え、出てきたのはサスケ達3人だった。3人は周りを見渡し、ここがどこか特定しようとするがみた事もない建物と広い場所だとわかり少し困った表情をする。
何より近くの周りには人だかりができており、彼等を見てヒソヒソ話をしている。

「どうやら木の葉の里じゃないようだ。完全に別世界に来てしまったようだな」

「それにしてもウザいな。この人だかり…ぶっ殺してやろうか?」

「ダメよ。確かに気持ちはわかるけどここは我慢よ」

その後、7人の集団がサスケ達に近寄る。

「ちょっといいかしら?」

その内の1人、ポニーテールの金髪をした女子エリカが話し掛け質問する。

「アナタ達、誰かしら?みたところうちの学校の生徒じゃないようね?」

「…アンタは?」

「そうね。忘れていたわ。私はこの学校竜鳴館の生徒会会長霧夜エリカよ!」

「生徒会会長?」

サスケ達は何の事かわからず?マークを浮かべる。だが、サスケだけはここがどこなのか聞いた事があるのか思い出そうとするが……結局あきらめた。

「さすがにここじゃ生徒達が多すぎるわね。場所を変えるわね。いいわね?」

「構わない」

エリカは他の6人を連れて移動し、サスケ達も後を追う。生徒達は誰も動けずただぼ〜っと彼等を見つめるだけであった。
なお、生徒達が動いたのはそれから数分後である。







サスケ達はエリカ達と一緒に竜宮へと入る。さらに、刀を持った女子【鉄乙女】何故か入ってきたツインテール【近衛素奈緒】、鉄の後輩【村田洋平】にその幼馴染み【西崎紀子】が入ってきた。

「なんでジャスティス達がここに居んだよ!」

「ふん!別にあたし達はアンタ達に会いにきたわけじゃないわよ!あたし達は鉄先輩についてきただけよ!」

「近衛少し落ち着け。気持ちはわかるが」

「くっ…わかってるわよ!」

カニと近衛が喧嘩になりそうになるが、スバルと村田が止める。

「大変だな山崎」

「村田だ!1文字もあってはないではないか!」

「そうかすまん村越」

「だから村田だ!村しかあってはないぞ!」

「アンタたちもなんで親しそうに話しているのよ!」

「む、すまん」

「クー…素奈緒…落ち着く…」

「わかってるわよ!」

「そこのうるさいのはおいといて改めてアナタ達誰なのかしら?」

エリーは素奈緒達を無視してサスケ達の事を聴く。もちろん素奈緒は怒るが村田と西崎、さらに鉄により押さえる。

「…まず一つ言っておく事がある。信じる信じないはお前達の勝手だ」

そう言い、サスケは自分達の名と自分達が何者なのか…さらにどうやってきたのかを答える。それを聞き、レオ達は驚愕し信じられないといった表情になる。

「別世界からきた忍ねぇ…」

「忍って忍者だよな!本物の忍者だぜ!スッゲェェ!!」

「そんなのがあるのかよ。世の中なんでもありだな」

「な、なんだか場違いだね」

「非常識すぎます…」

「という事はあの長髪美人はくの一だよな。くの一…本物が目の前にいるぜ!げへへ…」

「忍者の正装じゃないよな。どっちかというと俺達の私服に近いよ。違うのは靴じゃなくサンダル?みたいなものだけか」

「ふむ、3人ともかなりの腕だな。手合わせを願いたいな」

「非常識よ!何よ忍って別世界っておかしいでしょ!鉄先輩もなんとか言ってくださいよ!」

「近衛落ち着け!気持ちは分かるがここは黙って見守るものだぞ」

「くー…」

上からエリカ、カニ、スバル、よっぴー、フカヒレ、レオ、乙女、素奈緒、村田、西崎が各々の感想を言う。サスケ達は彼等のテンションの高さに少し引く。
今度はエリカがここが何処なのか説明し、全員が自身の自己紹介をする。それを聴いてサスケ達はふ〜んっといった感じで感想をいだく。

「それだけ?もっと驚いていいんじゃないかしら?」

「俺から一言…平和な所だな。以上」

あまりにも淡泊な回答にさすがにレオ達は呆れ果てた。

「それで…これからどうするの?」

よっぴーがそう聞き、サスケはどうするか少し困った顔をする。ここが別世界だとわかったが住む場所が無いので徒労な迷う。

「話は聞かせてもらったァァ!!!」

その時、突然入り口の扉から大声が聞こえ響いた。何人かが耳を押さえよろめく。乙女が扉を開けるとそこに巨漢の漢が立っていた。
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