その他。
□りっかい、かぞくけいかく。
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▽ある日の長男と末っ子。
「兄ちゃん〜…」
「なんだ?」
「英語教えて!」
「…しょうがないな、」
「やったー!」
長男は何かと
末っ子に甘いのだ。
「珍しいな、
赤也が勉強をしようとするとは」
「次にまた悪い点数とったら
父さんに怒られるって…」
「確かにな。」
「だから、ちゃんとやる!」
「…えらいぞ」
滅多に笑わない長男が
笑っているのは
末っ子効果である。
―――1時間経過。
「…む…無理、ねむぃ……」
末っ子がだんだん
睡魔に襲われてきました。
「赤也、起きろ。
ここはmostが入る。
……、赤也?」
「……ん〜…」
末っ子はすっかり
長男の肩によりかかって
寝ていました。
――そのあとに長男が
末っ子を布団に寝かせ、
分かりやすくノートを
まとめていたことは
そっと見守っていた
母しか知らないのだった――