その他。
□てりょうりにっき。
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ふわっと慣れた香りに包まれた。
宍戸さんが俺の手に
重なるように手を握っていた。
「し、宍戸さんッ……//」
「俺も一緒にやるよ」
「え、でも……」
「いいから、よそ見すんなよ」
宍戸さんは手際がよくて
いつも以上にカッコよかった。
「すみません。
俺が作る予定だったのに」
「いいって。
それにお前と一緒に
料理つくれて楽しかったしな」
「……えっ?」
「いやっ、なんでもねぇよ。
……美味いなカレー。」
「そ、そうですね……」
「なぁ、長太郎?」
「なんですか?宍戸さん、」
"デザートはお前からの
キスで許してやるよ
…なんてな、"