短編
□カミナリ
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バンっ!!
ル「ナマエー!!いるか〜?入るぞ〜?」
そう言っときながら既に女部屋に入っているルフィ。
ビックリしながらもナマエは布団の中から顔を出して「ルフィ」と呼ぼうとした……
その瞬間
ゴロゴロゴロゴロ!!!
とてつもない雷の音が船内に鳴り響く。
「キャっ!!」
ナマエは雷の音にビビって変な悲鳴をあげてしまった。
そしてまた布団を自分の所に覆い被せる。
ル「……もしかしてナマエ?カミナリ苦手なのか?」
ルフィの核心を突く質問に布団の隅っこからちょっと顔を出してナマエは頷く。
今にも泣き出しそうなナマエを見て、ルフィはズイズイベッドの方に進んで来て…。
そして、ナマエのベッドに潜り込んだ。
「ちょっ…!?///ルフィっ!?」
驚きを隠せないナマエだが、すぐにまた雷が鳴る。
ピカッ!!
ゴロゴロゴロゴロ!!
「ヒッっ…!!;」
また布団で覆い被さろうとしたら、ルフィがナマエの事をギュッと抱きしめて。
ル「……もう大丈夫だ。」
それだけ告げてただただ、ナマエをずっと抱きしめていた。
その腕はとても温かくて、
ナマエはそのまま眠りについてしまった。