短編
□裁縫
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ル「ナマエー!!いるかーーっっ!?」
麦わら海賊団船長、ルフィのトレードマークとも言える大切な麦わら帽子を両手に持って、ルフィはやや焦りながらナマエの名前を呼んだ。
「どうしたの?ルフィ!?」
ル「ゴメン!!さっき敵船が来た時、おれの大事な帽子が傷ついちまってよ………。ナマエなおせるかっ!?」
ルフィが麦わら帽子をナマエの前に出して言った。よく見てみると帽子のつばの部分が少し穴あき状態だ。
傷ついた自分の大切な帽子を心配そうに見つめる。
「うん!!これ位なら私でもなおせるよっ!!ちょっと待っててね!!」
そうルフィに伝えて、女部屋に置いてある裁縫用具を取り出してきた。
ナマエは時々、ルフィの大切な麦わら帽子をなおす事があった。ルフィいわく、最初の頃はナミが応急処置をしてくれたそうなんだが、今では料金システム制になったので、裁縫の得意なナマエに頼むようになったとか。
ル「よかったぁー!!もう、かぶれねぇかと思った!!」
ほっと息をつくルフィ。