短編
□アナタに会いに行きたくて。
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数分後……
ドダドダドダドダ!!
階段を駆け下りる音が家の外にいる私の所まで響いた。
『バンッ!!』
ル「おはほー!!ナマエ!!!」
「おはようルフィ!食べ物はゆっくり食べようね。」
口の中に食べ物を詰め込んだルフィが鞄を抱えて出てきたのを見て話す。
すると、ルフィの後ろからサボさんが出てきて笑顔で話し掛けてきた。
サ「ごめんねナマエちゃん。ルフィがいつも遅くなって…」
「いえいえ!!全然大丈夫ですよ!!サボさんもお仕事とか家事とか大変ですが、がっ…頑張ってくださいっ!!」
緊張しながらも喋ると、サボさんが私の所に寄ってきて、綺麗なラッピングの小さな袋を私に渡してきた。
サ「これ…、ちょっとだけど昨日クッキー作ったんだ。いつもルフィがお世話になっているお礼ね。」
手と手を通じて贈られたプレゼントに驚きながら、私は顔を赤らめて
「あっ…!!ありがとう御座いますっっ!!////」
めいいっぱいのお礼をした。
ル「っお!?なんだサボー!!おれの分は?」
「さぁー!!ルフィ!学校遅れちゃうよ!!急いで急いでっ!!」
私は笑顔で手を振るサボさんに手を振り返して、ルフィの背中を押しながら共に学校へと向かった。
今日も幸せな1日の始まりです。
END
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