魔法少女リリカルなのは〜祝福の風の精霊と時の旅人〜
□第四話
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そんな時だった。
『ん?』
「どうしたカイト・・・」
私の隣を歩いていたカイトが急に立ち止まった。
私が彼の方を向くと、カイトは辺りを見ながら首を傾げている。
「どうかしたのか?」
『いや・・・誰かが泣いている声が聞こえたんだけど・・・・』
「声?」
カイトの言葉に私は周りに耳を澄ませるが、そういう声は聞こえなかった。
いくら風の精霊となって、知覚が大幅に拡大した私でもだ。
『あっちからか・・・・』
だが、カイトには何かが聞こえる様で、声が聞こえる方向に向かって歩き出した。
「あっ!ま、待てカイト!!」
そう言うと私は慌てて彼の後を追った。
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