魔法少女リリカルなのは〜祝福の風の精霊と時の旅人〜
□第六話
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一方、八神家では・・・
『へぇー!凄い旅をしてたんやな。』
「えぇ、それはもう凄い旅でした。」
主はやてとの再会を果たした私は、主に私の事を話していた。
自分がかつて、夜天の書の統制人格だった事
闇の書となって、長く険しい道のりをしてきた事
主に救ってもらった事
主達の為に消えようとした事
消えかけていた私を助けてくれたカイトの事
そして、彼と共に旅をしてきた事を話した。
『でも、カイトさんって凄い人なんやね。』
私の話を聞いて主は私にそう言った。
当然と言えば当然だろう。
消えかけていた私を別次元の存在にしただけではなく、力の制御方法や基礎知識に至るまで、全ての事を教えてくれた。
単なる親切心だけで、普通ここまでの事をする者はそうはいない。
「カイトは、単に助けたいから助けてるわけではないんです。
そこにはしっかりとした理由をもって助けてるんだと私は思います。」
力を教える時も、単に教えるだけではなく、その力を使う意味についても教えてくれた。
『単に偉いというわけではないんやね。』
「はい。」
主の言葉に私は頷いた。
『そや!リインフォース。どんな旅をしてきたのか教えてくれへん?!』
主は目をキラキラさせながら聞いてきた。
「いいですよ。」
そう言うと私は、カイトとの旅の話を話し始めた。
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