男前少女

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「なんだあいつら?ガラわりーな」





あなたも人のこと言えませんよその言葉を飲み込んで火神君が向いてる方を見てみた


そこには相手のチームの子を踏みつけている
どうみてもバスケをしているようには見えない状況だった




「あぁ?聞こえねーななんだって?」


踏みつけてる人がそう言って振り向くと


いつの間にかテツがその人の前に行ってたらしく

「どうみても卑怯です。」


そう呟いた




そのときに黒子が指で回していたボールが彼の鼻に当たっていた




「てめぇーどっから湧いた!」



いきなり出てきたのにびっくりしたのか





『あらあらねぇねぇ涼太、火神君テツがケンカ売ってるみたいだけど』




少し笑いながら言うと




「何をやっとんじゃあいつつーかさきも笑ってる場合じゃねーよ」




「黒子っちぃ〜」








売られた喧嘩は買う

勝負はバスケでするようだ
火神君と涼太が出てきたとき相手チームはびっくりしてたみたいだけど




相手は5人こっちは涼太、火神君、テツで行くらしい



ちなみにあたしは審判



もちろん現役バスケ部は強いわけで



順調にシュートを入れて行く




あたしは思わず


『カッコイイー涼太!火神君!テツ!がんばって!!』





「声援おくってんじゃねーよ」




あきれ顔で頭をゴツンと叩いた火神君






3分後







『ぼろ負けっていうのはこういうことを言うんだね』




目の前に広がるのは相手チームの屍





そしてテツへの愛の説教タイム






『まぁそういうテツもかっこいいんだけどね(笑)次からは後先考えようね』





ギュ



テツが抱きついてきた



「はい。ごめんなさい」



「おい!なんで俺の時は言い返すのにこいつのときは素直なんだよ!!」



なんて言い合いをしていると




「じゃあそろそろ俺帰ります。最後に黒子っちとさきっちとプレーできたしね〜」





そう言ってスタスタと出口へ歩いて行った

急に振り返り



「あ、あと火神っちにもリベンジ忘れてないッスよ」






「か、火神っち!?」




『彼認めた相手にはっちってつけるんだよ。』





「よかったですね。」



真顔でいうテツに




「嫌だけど!!!!」





「初戦で負けんなよー!!!」





そう叫んで彼は帰って行った




さっき話を聞いてたか?とテツは聞いた
さっきの話とは多分決別するという話だろう

でも火神君は


「いつも光とともにあるそれがお前のバスケだろ。」








そのあと言い合いはしていたものの




『テツ・・・いい相棒に恵まれたね(ぼそっ』




この声は二人の耳には届いてなかった






最後黒子にはリコ先輩からの愛の処罰が下されたとさ!



「か、火神く・・んさき・・た・・すけ・・t」



バタン



おしまい




なんつって(笑)








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