男前少女

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ガラガラ




『おはよー』





今日もいつもどうり学校に行き
部活に行く






「さき今日部活ないそうです。」




そう教えてくれたのはテツなんでもリコ先輩がどうしても外せない用事があるらしく
自主練にしようとおもったがこの機会に体を休めておくのもいいだろうってなったらしい





『あぁだから火神君落ち込んでるんだね』



いつもは威圧感のある火神君。
だけど今は









「不完全燃焼・・・・バスケ・・・・ぶつぶつ」








「いつまで教室の隅で壁に話しかけてるんですか?」





そうテツの言うとおり壁に向かってぶつぶつ言っている


いつまでたっても立ち直らないので






「はぁ・・・しょうがないですね・・・・マジバで5個だけおごってあげますから元気出してください」








まぁすぐに立ち直ったのは言うまでもないね







あたしも誘われたけどまだ課題が終わってないから断った







『終わったし帰るか・・・』






あたしの足音が響く廊下






「・・・・つっ!!・・・・」





「あ・・・っ!・・・っっ!」







ふっと外を見ると・・・





『いじめ?』







一人の女の子を囲んでいるグループの女子








ひとまずそこに歩いて行った






手を振り上げてるところが見えた



バシッ

『暴力はダメだよ』







「はぁ?誰だよあんた?」






バスケ部のやつじゃない?周りにいた女の子がいた




「あぁ・・・・タラシ女ね(笑)」






へぇー裏であたしはそんな事言われてたんだと納得






「うちらの邪魔して普通に学校生活送れるとおもうなよ」




なんて言葉を吐き捨てて去って行った









『あ〜ぁめんどくさいことに首突っ込んじゃったなー』






「ご、ごめんなさい!!!」






びっくりして後ろを向くと囲まれてた女の子





髪型はボブで小さめの守ってあげたくなるような女の子

名前は樫野まゆ




『ねぇまゆちゃんどうして囲まれてたの?』




優しく問いかけると

ぽつりぽつりと話してくれた。












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