男前少女

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小金井先輩の代わりに試合にでた黒子





「火神が出ないで君だけっていうのもびっくりしたけど結局一年生出すなんてやっぱり誠凛の先輩たちってちょっと頼りないね」




すこしむっとした顔で津川を見る



「だって君ら二人を引っ込めたのは、先輩の意地だってさっき言ってたよ、で、

今君いんじゃん、」




「出してほしいと言ったのは僕です。

そもそも今までの試合ぶりを見て、そんなこと思えるはずないです。

先輩には先輩の意地があるんなら、後輩には後輩の敬意があります

尊敬する先輩を支えるためにも、僕は君を倒します。」




テツが坊主を挑発しているなんて知らずにあたしは小金井先輩をあおいでいた




『(テツのパスがすごいのはわかってるけどだんだんみんなディフェンスをかわすことができてきてる)』





「なんだ・・・なんだよこれ!」



「うちの動きを理解してきてる!」




あたしたちも伊達に研究してきたわけじゃない




「おかげでさまでDVDでっき一つおしゃかにしたんで」



「まいったね、どうも」




古武術は現代の考え方と全く違う
それを応用したのが正邦の強さ、だけど
特殊と言うことは癖があるということ



その癖を見抜いてしまえば



どうにかなる




でもその癖がそこまであからさまじゃなくて少し苦労したんだけどね。




「これが先輩の意地・・・・。」



『そう言えば火神君ベンチからテツを見るの初めてじゃない?どうよ?あなたの相棒さんは』



「・・・すげぇ・・・」



「何今頃言ってんのよ?いつもこんなもんよ」



次々とシュートを決めて行く誠凛




25秒で


70−69




「ここを絶対取られるわけにはいかねーぞ!」


しかしダンクを決められた


「王者をなめるなよ!貴様らごときが勝つのは10年早い!」




ベンチのみんなも絶句

オールコートワンツーマン



テツのパスを邪魔しようとする津川





「黒子!!!」


火神君の声にハッとしたテツ

フェイントを使って津川をだました





日向先輩がうったシュートは大きな円を描きながら

















入った



そして









ビーー




試合終了






「よっしゃ!!!」



いつのまにか復活していた小金井先輩が喜んでいる輪に入って行った




目をうるうるさせているリコ先輩を見て思わず微笑んでしまった




負けてしまった王者正邦は頭を抱える



「なんでだよ!!誠凛なんて去年できたばっかの高校だろ!

練習だってうちだって絶対してるのに!
去年なんて相手にもならなかったのに

強いのはどう考えてもうちじゃ!」




「やめろ津川」


と言ったのはキャプテン


「強い方が勝つんじゃねー勝った方が強いんだ
あいつらの方が強かった、それだけだ」



「名前教えてよ!」

と話しかけらえたのは


テツ


あれ?さっき教えてなかったけ?



「黒子テツヤです」



「覚えとく、絶対忘れないからな」



「どうも。」






「おめでとうみんな」



というリコ先輩に



『おめでとうリコ先輩』



するとこっちを向いた先輩が泣きながら抱きついてきた



すると日向先輩が近付いてきて


ポン


「しゃんとしろ監督、まだ泣くところじゃねーよ

喜ぶのは次の決戦が終わってからだ」


「うん。」





そして次は王者秀徳高校



キセキの世代緑間真太郎








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