女隊士

□女隊士
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『真選組にいれてください!!!!』




「「「は?」」」




突然、屯所に来て大声で叫ばれては誰もが目を丸くするだろう




「う〜ん君、大丈夫?迷子?」



「近藤さん・・・いくらなんでもそれはねぇーよ」




「調教のしがいがありそうでさァー」



「おい、総悟、やめろ」




『真選組に入りたいんです!!!』



改めて叫ぶ




「ここは女の来るところじゃねー、帰れ」




「トシ〜そんな言い方しちゃだめでしょ!」




「母親みたいな叱り方すんじゃね!!」




『女だからだめなんですか?・・・』



「あ?なんだと?」




『女だからってなめてるんですか?



   このクソニコチン野郎』



「なんでだぁぁぁ!初対面だよね?


今さっき会ったばっかなのになんでこんな言い方されなきゃなんねーんだぁぁ!?」




「まぁまぁお嬢さんもトシも落ち着いて」




「そうでさァーこんな小娘の言葉を信じる必要はねーんだよ



    死ね土方コノヤロー」



「おい!総悟ぉぉぉぉっ!」




『真選組に入りたいって・・・



何回も言うとるやろうがああああああ!!



人の話きかんかい!!ワレェェェェ!!』




「「「すんませえええええん!!!!」」」



大の大人がつい謝ってしまうくらいの顔、



さっきの可愛らしい顔はどこへやら



鬼の形相という言葉が似合ってしまう




「そ、そうだね!ちょっと一回中に入ろうか?ね?」




「そ、そうだな山崎―!茶いれろー!」




「じゃあ俺はちょっくら巡察に・・・・




「にがさねーぞ?」っち」














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