女隊士
□女隊士
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『ってこともあったなー』
バシッ
「なーにたそがれてんだ」
『あ、土方さん・・・いやあたしが最初にここにきたときのことを思い出してたんです』
頭を軽く叩かれ振り向いてみると鬼の副長こと土方さんがそこにいた
「あ〜そうだな、もうお前がここにきて半年か」
そう言いながら煙草を取り出す
『そろそろやめないと早死しますよ?
そうですね、遅かったようで早い半年です』
「余計な御世話だ、まだまだこれからだぞ?
ほらさっさと巡察行くぞ」
『はーい』
あたしがここにきて早半年
最初は腫れもののように見られていたり
裏でいろいろ言われたりしたが
今はもうみんな普通に接してくれている
真選組・・・・・あたしの第二の家族だ
ホントに・・・大切な家族だ・・・・
いや・・・・大切な家族になってしまったのはあたしの“計算外”だった
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