男前少女

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ガラガラガラ


そんな音にびっくりしてトビラの方を見ると




『テツに火神君それに・・・みなさんおそろいで、どうしたんですか?』




誠凛のバスケ部メンバーが勢ぞろい






ゴツン


『あいたっ!』





「救急車で運ばれたって言われて来てみりゃーずいぶんと元気じゃねーか!

心配して損したぜ。」



うんうんとうなづくみなさん



小突かれた頭をなでながら



『いててて・・・・・あーすいません。なんか心配かけちゃったみたいで』






元気ならいいのよとほっと息をつくリコ先輩





「どうしてけがをしたの?」




ドキッ


すこしびっくりした




『えっと・・・そn「私が説明します」うわっ』





ベットの下から出てきたのはまゆだった



「・・・・今ベットの下から出てきませんでした?」





そんなテツの問いかけにあたしを含めみんながうなづく




「そんなことはどうでもいいんです!はじめまして私樫野まゆっていいます」




そう言ってまゆはすべてを話した




あたしがまゆを助けたこと



まゆを助けたことによって

怒りの矛先があたしに向いて




「それで今日の放課後・・・・・・上から落ちてきたんです・・・・植木鉢が・・」




『・・・それが当たってこう言うことになったってわけです』




そう言い終わると同時に




ゴツン



「だアホ!!!」



「どうして言ってくれなかったのよ!!」





日向先輩の愛の鉄拳とリコ先輩の愛のお説教





厳しさの中に優しさもある




『ありがとう』



そんな言葉はたぶん騒いでいるみんなの耳には届いてない






「病院内はおしずかにお願いします!!!」





そんな看護師さんに怒られるのは一分後のことであった。






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