くそびっちといいんちょう

□超高校級の朝
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「おっす!石丸っ!この際お前でもいーや!聞いてくれよ!!」


と思いっきりぼくの背中をたたいたのは超高校級の野球選手、桑田くんだった。

「桑田くん!何だね!?その格好は!!前もって今日は風紀チェックだと言ってたはずだぞ!」

「まーまー、アツくなりすぎんなって!!ちゃんと予鈴鳴るよりまえにこうやって来てんだろ!聞いてくれよ」

桑田くんはおもむろにぼくの肩に手を回す
機嫌がいいのかやけににやにやしている

「俺さ〜舞園ちゃんに匹敵するほど良い女みつけた」

「桑田くん!そのような不純なことばかり考えていて学校に何をしに来ているんだ!!」

「はぁ?カワイイ子に会うためだろ?でさぁ、その良い女っつーがさ、ひとつ上の先輩で..」

僕が君と言うやつは...といっても無視してぺらぺらと話し出す桑田くん
不二咲くんとは大違いだ

「それで惜しいのが超ビッチってうわさなんだよなーあ。だってぜってーがばがばだろ。それって」

「なっ//く、桑田くん!そのような発言は慎め!!」

「わりぃわりぃ!キスもまだな童貞だもんなー?」

茶化すように桑田くんが言った言葉に昨日のきすを思い出して赤面する

「....//」

「おーい?石丸?いいんちょー?なに黙っ...マジかよ!?え、経験済み?どっちを?キス?え、なになに!?」

もう桑田くんのはしゃぐ声など聞こえなかった
僕を現実に戻したのは

「あれあれー?昨日の子だっ!!」

昨日、僕のファーストキスをうばった女生徒だった。



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