くそびっちといいんちょう

□超高校級の朝
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「え、うそだろ?おまえ超高校級の先輩と知り合いだったのかよ?」

桑田くんが顎をがっくりと落として驚いている
この方は先輩だったのか。なんとも失礼な口の聞き方をしていたな、僕は...

「知り合いってほどでもないよね?昨日ちょっと、いろいろあっただけ。」

先輩は僕の肩にぎゅーっと抱きついてくる
ああ、甘い香りだ

「ま、紛らわしい言い方はやめてください。えっと..」

「超高校級の女優。」

「超高校級の...先輩。」

僕が呼んだあと先輩は、よく言えました♪と笑いながら僕の頭を撫でる
それを見ている桑田くんが横でまたなにか騒いでるが今はそんなのは聞こえないほど自分の心臓がうるさかった

「で、君のなまえは?」

「ぼ、僕は超高校級の風紀委員、石丸清多夏です」

緊張しながら話す僕を彼女はゆっくり舐めるように、いや品定めするような眼で見てくる

「ふーん、石丸くんね。あんたかわいいから覚えとくよ!んで、そっちのお友達は?」

にっこりと笑い桑田の方に話をうつす

桑田は嬉しそうに鼻の下を伸ばしながら挨拶をする。
あれは絶対やましいことを考えている!

そういえば僕は、彼女に言うことが...


「超高校級のさん!」

「んー?」

「もう、今日は風紀チェックって言ったじゃないか。」

唐突に現れたのはとても色素の薄い癖っ毛の男子生徒

「別に風紀チェックって言ってもそんな厳しくないじゃん。この学校、個性重視だし!」

と子供のようにその男子生徒を睨む超高校級の先輩

「でも今日1日くらい我慢しようよ。もう...、僕以外にこんな肌見せたらだめじゃないか...」

その男子生徒は超高校級の先輩の制服を躊躇なく直す
は、恥じらいというものは無いのか...?

僕と桑田くんが呆然としているとそれに気づいた男子生徒が

「やあ、僕は超高校級のさんと同じクラスの狛枝 凪人だよ。超高校級のさんが迷惑かけたみたいでごめんね、」

ぞくり

と背筋に感じる寒気
今のは、何なのだろうか。

「さあ、超高校級のさん。教室行こうよ」

と超高校級の先輩の手を引く狛枝先輩

「あー、石丸くん、桑田くん!またねーっ!!」

ずるずると引きずられるように超高校級の先輩は連れていかれた
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