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□好きだよ。
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ドガーンッ!!!!!!



「…ッ!!!!!?」

『…ッ!!?』


何かの破裂音により飯野の力が少し緩んだ。


今しかないッ!!!!


菜子は力を振り絞って飯野から抜け出し部屋の隅へ逃れた。


よくみると入口の扉が吹っ飛ばされていた。そしてそこに立っていたのは…





『たか…崎、君?』


無表情のまま、しかし怒りを滲ませた顔をする朔夜が立っていた。


「………。」


朔夜は無言のまま飯野に近づく。さすがの飯野も顔を強張らせていた。
そしてそのまま朔夜は飯野の顔を一発殴った。

その力は異常で飯野は壁に吹っ飛ばされて気絶した。



それを見て菜子は気が抜けて意識を飛ばした。
意識が飛ぶ瞬間、温かくて大きな手に包まれた気がした。
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