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□神のいた世界
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〔カレン、オハヨー。〕











カレンがこっちの世界に来てから一週間が経った。



『みんなおはよう。今日もいい天気だね。』








翌日、目を覚ましたカレンはバルトやシールドにユキと話した事を伝え、能力についてもいろいろ話し合った。







〔カレン。今日モガンバロウネ!!〕


『…うん!!』



カレンは毎日バラ園に訪れて能力の練習をしていた。



〔ソレジャア僕ノ後ニ続イテネ。〕


『うん。』











〔命ヲ育ミシ癒シノ翼、今コソ力ヲ目覚メサセ我ニ授ケ給エ。神ノ名ノ下に命ズル、【プリズム】〕


『…命を育みし…癒しの翼、今、こそ力を目覚めさせ我に…授け給え。神の名の下に命ずる…【プリズム】』













……シーン……












あまり成果は出ていないようだが。









『や…やっぱりダメだ。』



カレンはがっくりと首を落とした。



〔呪文ハ、シッカリ出来テルノニ。ナンデカナ…?〕


バラ達もウーンと頭を悩ませていた。




『…やっぱり瞳の色に関係してるのかなぁ…?』



カレンの瞳は翌日の朝、目を覚ますと元の色に戻っていた。それによって能力も使えなくなったとカレンは考えていた。




〔カレンノ言ウ通リナラマズハ瞳ノ色ヲ変エルトコロカラ始メナイト。カレン、瞳ガ変ワッタ時ノ感覚、覚エテル?〕



バラ達に言われてカレンは首を横に振った。



『それが全く。あの時もユキに言われるまで自分の瞳の色が変わってたなんて知らなかったし。』



カレンがそういうとバラ達はそっかぁ。と返した。



〔ナラマズハ瞳ヲ変エルトコロカラ始メナイトダヨネ。ココカラ先ハ僕ラニ出来ル事ハナイカラ、シールドノトコニ行クトイイヨ。〕
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